あでぃすでぃす

一つ文章を書くたびに寿命と社会的評価が削れていくおブログです。

俺たちは宝塚歌劇団のことを何も知らない

何となくだったらよーく知っているが、いざ具体的なこととなると何も分からないことって、この世の中に結構ある。ある人にとっては競馬がそうかもしれないし、またある人にとっては野球がそうかもしれないが、私にとっては『宝塚』がそうだなって昨日思った。表面的に、概念的には大体分かってるような気がして生きてきたけど、いざ中身のことを問われると何も答えられないことに気付いた。ダービーという言葉は知っている人に「今年のダービー馬の名前は?」と聞いても答えられないように。山田哲人という人名を知っている人がトリプルスリーという単語は知らなかったり。

何でこんなことを思ったのか。来週関西方面に旅行に行くが、水曜日の予定が「夜は甲子園で野球を観る」以外何もなく、日中大阪近辺のどこで何をしようか考えていたのだ。尼崎競艇?番組がショボいな…。有馬温泉?ちょっとありだな…。姫路観光?それもありかも…。でも遠いな。もっと大阪近く、というか甲子園近くで何か…。あ、宝塚?歌劇団観にいっちゃう?それは文化レベルが高いぞ…!競馬従事者として宝塚記念でお馴染み宝塚は触れておいた方が…!?

だが、ここで思い当たった。宝塚の人、一人も知らん。どういう形式で公演をやっているのか、知らん。席の料金は?時間は?チケットの取り方は?ていうか歌劇ってどういう歌劇なの?具体的に「行ってみようかな」と考えた瞬間、何一つ知っていることが無いと思い知らされたのである。

ということでHPに行って、チケットの販売状況のページに辿り着いた。現在販売期間中と書いてある全ての公演の全ての日の全てのチケットが売り切れていた。そうなんだ。何も知らない一般人の立ち入る隙は無いんだ。アレか。発売開始の瞬間にアクセスが殺到して気が付いたら全て売り切れてる世界か。日本シリーズのチケット争奪戦が毎週行なわれてる感じなのか。

諦めて水曜日は姫路に行くことにした私だが、なんだか無知を恥じたので、『宝塚歌劇団』のウィキペディアを全部読んで、それからホームページも漁るように見た。別に、ウィキペディアと公式HPを見ただけで"知ってる人"に昇格したとは思っていないが、今後また宝塚に行こうという気を起こしたときには、もう少し上手く対応できそうな気がしてきた。

 

星組に

kageki.hankyu.co.jp

って人がいて驚いたので、そういう入り口から徐々に理解を深めていこうと思う。