あでぃすでぃす

一つ文章を書くたびに寿命と社会的評価が削れていくおブログです。

パトカーデビュー

遂に乗ったぜパトカーに。

 

全く覚えていないので実感はないけど、いよいよラインを越えたな、という思いである。

 

しかも、西宮で。

 

 

 

今回の話の肝ではないので端折るけど、月曜日に甲子園に行って準決勝を観て、隣の席にたまたま座ってきたおじさんと交流を持つこととなり、その日の夜に一緒に飲みに行くことになった。

そのおじさんというのが、なんかメチャクチャすごい社長で、普通に居酒屋に行っただけでなく、キャバクラに連れて行ってもらった。お会計は全部おじさん持ちである。店で一番高そうなワインを何本も空けていたので、6桁を超えていたのではないだろうか。その日の昼に知り合ったおじさんに豪遊させてもらえるなんて、とんだ幸せ者である。

そう考えると、パトカーに乗ったのも運勢のバランス調整だったのだろう。日曜の神宮での勝利、金足農業の勝利、おじさんとの出会い、その揺り戻しがパトカー乗車と考えれば安いものだ。

 

この段落は蛇足だが、私は自他共に認める天下無双のコミュ障&性格難で、もちろん彼女もいないが、同性、特に"おじさん"や"おじいさん"と呼称されるくらいの人に気に入られることが多い。私はもしかすると本質的に美少女なのかもしれない。港区女子の資質に優れているのかもしれない。いや、願わくば近い歳の異性と仲良くなりたいんですけど。

 

さて、そのキャバクラの途中から、記憶が全く無い。

 

で、次に目を覚ましたのが、西宮警察署のソファーの上だった。

 

なんでも、国道沿いの歩道で倒れている(寝ている)のを、朝5時頃に通りかかった市民が通報し、パトカーに乗せられて警察署に運ばれたらしい。いくらなんでも旅先の路上で寝るなんてことがあるだろうか(あった)。

 

ということで、ひとまず安心して欲しい。パトカーには乗ったが、逮捕ではない。

 

警察官さん曰く、「パトカーで警察署に連れて行くか、救急車を呼び直すか迷った」くらいの状態だったらしい。そして、パトカーの中で派手に嘔吐したらしい。ごめんなさい。「体調はどう?」「…聞いた状況の感じからすると意外と楽ですね…」「まぁ~派手に吐いてたからね」「えっどこにですか?」「パトカーの中で」「」

 

そんなこともあったので、普通なら「社会のゴミが!死ね!」と罵られても仕方ないくらいなのだが、警察の人たちが非常に優しかったので、今この文章を打ち込んでいる私は非常に感動している。当時は全てが「?」と「無」だったので感動する余裕は無かった。

 

スマホの写真フォルダに23:43に撮影したキャバクラの写真が残っていたので、日が回るくらいまでは飲んでいたようだ。翌朝おじさんに電話したら「お前は先に帰して俺は2時くらいまで飲んでた」と言っていたので、やはり0時過ぎくらいに帰ったようだ。

それで、何らかの経緯を経て、路上で行き倒れて、通報されたのが朝5時。場所的には、キャバクラからそれなりに離れた国道沿いだったらしい。店を出て、歩いて途中で力尽きたのだろうか…。全てが謎。深夜に知らない街を泥酔して一人で歩くなよ。その自信はどこから来るんだ。おっさんだから良いものの、美少女だったら間違いなく助かってないぞ。

パトカーに乗り、警察署に連れて行かれて一旦意識を取り戻し、身分証を出したりいくつか質問に答えたらしいが、それも全く記憶が無い。そして、再度目を覚ましたのが(ここから記憶がスタート)、朝11時だった。旅先かつ一人ということで保証人に連絡を入れる必要があり、いい年して実家に「西宮で酔い潰れて保護されました」と連絡する羽目になり、はじゅかちかった。

 

しかし、不幸中の幸いと言うべきか、怪我、盗難、所有物の紛失や損壊といったマイナス要素は一切なかった。ゲロも相当上手い吐き方をしたのか、全く服とかに付いてなかったし。体調も全然悪くない。

 

…あれ?じゃあ今回のこれって、何が"不幸"なんだ?心身は健康、お金も物も減ってない。減ってないどころか、タクシーに乗ってネカフェに行ったら交通費も宿泊費も要るけど、パトカーに乗って警察で寝たのでどっちも無料だ。

 

いや、皆様におかれましては、

 

パトカーを無料のタクシー扱いしたり

 

警察署を無料の宿泊所扱いするのは

 

やめましょう。

 

正直今回は最高に運が良かっただけで、最悪死んでもおかしくないからねコレは。

 

まあ、こういう時のために毎月税金を払ってるんだなって。

 

あと、これからは路上で寝てる人を見つけたら積極的に助けようと思います。これからは路上で睡眠ズ、同じ仲間だぜ。

 

…最近またお酒の失敗が増えてたけど、流石に今回は深く反省してるんだよ。