熊本に、『ブルーシャトー』というソープがある。
吉原の『ピカソ』、雄琴の『フォーナイン』と並んで「日本三大ソープ」と称されているお店だ。
やはり、日本三大ソープに選ばれるくらいなのだから、ただ高いとか、ただエロいというだけではない。『ピカソ』にも『フォーナイン』にも『ブルーシャトー』にも、幾多のソープとは一線を画する、際立ったモノがあるのだ。『ピカソ』と『フォーナイン』のことは、各自詳しい人に聞いてください。
さて、『ブルーシャトー』が日本三大ソープの1つとして崇められ、憧れられる所以とは、簡単に言うと「秘密のクラブ感」であろう。
まず、女性の情報が一切非公開。非公開ということは、予約のときに「○○ちゃんで」と希望を伝える術もない。いわゆる「フリー」で入るしかないのだ。いや、一度遊べばその相手の名前は知ることになる。なので、次回以降は一度遊んだことがある(=名前を手に入れている)女性を指名することは可能になる。「是非、何度もいらっしゃって、あなただけのリストを作り上げて下さい!」って言われた。おい、コンプリートするのにいくら掛かるんだよ。ちなみに、公式で非公開でも、案の定ネット上には名前などの情報は溢れ返っている。でもせっかくのシステムなのに事前に調べちゃうと勿体なくない?
さらに、HPが風俗のソレじゃない。
なんもない。
普通のソープのHPといったら
こんなんだったり
こんなんだったりして
こんなんなってるもんだけど。すべて非公開の『ブルーシャトー』には、当然ながらそういうのが一切ねぇんだ。
個人的には、実際に挑戦するに至るまでの"探す・選ぶ楽しみ"は何者にも代え難いと思っているので、「出されたもので満足しろ」というシステムは残念ではある。とはいえ、そこは「誰を出しても満足させられますよ」という『ブルーシャトー』の自負でもある…んじゃねえかな。
そして、最大の個性は「会員制」であること。いわゆるところの"一見さんお断り"なのだ。会員じゃないと遊べない。じゃあどうやったら会員になるのか。一度遊べば会員になれる。
ん?詰んでないか?鍵の掛かった部屋の中に入ればその部屋の鍵が置いてあります、みたいな話になってんぞ。
…いや、私自身、初めてブルーシャトーの話を聞いた時にそう思ったのだが、当然そんなわけはない。どうするかというと、既に会員になっている人間と同伴する形であれば、非会員でも一緒に予約を取って遊ぶことができるのだ。それで、新しく入った人間も会員の資格を手にすることが出来る。鍵を持っていないなら、鍵を持っている人間と一緒に行って開けてもらえばいい。「会員制」というより「紹介制」と書いたほうがピンとくるかもしれないが、なんでソープなのにこんなシステムなのかというと、客の質を下げないためだとか。京都の高級料亭とか、超スゴいゴルフ場の会員権みたいな話になってる。
そんな、熊本『ブルーシャトー』に行ってきた。
…ブルーシャトーの会員の知り合い?いないですよ。
……そこはちゃんと、別ルートが用意されているのだ。
ここからは私の当日動きを話すことになるが、『ブルーシャトー』自体のことを知りたいという方は
なべ大佐の風俗探訪記 読者レポ31「ブルーシャトウ」(ばちょくらーさん)
敬愛するこのブログのレポートを読んでいただきたい。素晴らしいですね。
7月末の月曜日、午後1時。熊本のソープ街に程近い場所にある『R&Bホテル熊本下通』というホテルの軒先から、私は『ブルーシャトー』に電話を掛けた。
ちなみに、熊本のソープ街とは
ここらへん
ここらへん
ここ。青で囲ったのが『ブルーシャトー』である。そしてR&Bホテルの最前線基地っぽさであることよ。
この日はR&Bホテルに泊まったが、窓からフローラルと火の国バーニングが見えた。
ぷるるるるる
ぷるるるるる
ぷるるるるる
繋がった。"予約開始時間である11時半からは会員による電話合戦でしばらく全然電話が繋がらず、リダイヤルを繰り返しに繰り返してやっと繋がったと思ったら全枠完売してた"という逸話もあるくらいだが、午後1時なら関係ない。
「もしもし…あの…私…会員じゃないんですけど…なんかお店に行けばチャンスがあるという話を聞いて…それで電話を…あ…はい…なるほど…じゃあ…今から行かせて頂きます…分かりました…よろしくお願い致します…はい…はい…失礼します…」
どうなったかと言うと、お店の人から、「どうなるかは約束できないけど、詳細は電話口では説明できないので直接お店に来てください」と言われた。自分の中で「第一関門を突破したのでは?」と思った瞬間、メッチャ敬語になった。ウケる。
冗長な文章が続くので熊本で食べたラーメン『伝』の画像をお楽しみ下さい
そう。『ブルーシャトー』に非会員が新規で入るもう1つの手段とは、"当日直接お店に行って、偶然の売れ残りやキャンセルで空いた枠を座して待つ"である。
実を言うと、私は今回『ブルーシャトー』に行くつもりはなかった。というか"キャンセル待ち"などという飛び道具が、たまたま旅行に来たついでのぶらりソープ訪問一発で成功するはずないと思っていた。何故電話したかというと、ネットで見た情報。"ブルーシャトーに突撃して失敗すると、代わりに系列店を紹介されるが、その時に店側の配慮でブルーシャトーっぽい女の子を斡旋してくれる"というのを狙っていたのだ。本当は『ブルーシャトー』ではなく系列店の『エアポート本館』という店に行こうと予定していたのだが、直接エアポート本館に電話するより、『ブルーシャトー』を経由した方が上記の話から当たりを引く可能性が上がるのではないかという策謀だったのだ。
ということで、この時点では全く期待せず『ブルーシャトー』へ向かう。正直電話口で「今日はもう無理なので系列店いかがっすか」と門前払いされて当然だと思っていた。この時点ではまだ「何はともあれブルーシャトーに足を踏み入れられるだけでラッキー!それだけでネタになるや~ん」くらいの気持ちでしかない。
冗長な文章が続くので熊本で食べたラーメン『黒亭』の画像をお楽しみ下さい
着いた。途中で例によって例の如く別の客引きに呼び止められるが、「ブルーシャトーにぃ…お話を聞きにいくんですよぉ…!」とハッタリをかまして威圧したりした。
入り口からして、受付からして高級である。イメージしてほしい。金と黒と大理石で構成されているお手本のような上流階級のための空間なのだ。ピッカピカで荘厳。
12時スタートの組が絶賛プレイ中のため誰もいない待合室に通される。説明するタイミングを逸していたが、『ブルーシャトー』は12時スタート、14時スタート、16時スタート……22時スタート、というように、2時間刻み、各回90分で客を捌いていく。なので、12時前には12時スタート組が待合室に集結し、各々部屋に移っていって無人となり、また14時前になると14時スタート組が待合室に集結して…というのが繰り返される。フラっと行って「今から空いてる子で!」とはいかないのだ。そもそも完全予約制なのでフラっと入れないけど。
話が逸れた。緊張しながらフッカフカのソファで硬直していると、品の良いボーイさんが少し時間を置いてやってくる。説明が始まった。
冗長な文章が続くので翌日の佐賀競馬場で食べたラーメンの画像をお楽しみ下さい
「当店は会員制となっていて、基本的には予約のみの受付となっていて~」知ってます。調べてきました。
「お客様のように、当日来店して頂いた場合は、枠に空きがある場合に限り~」知ってます。それも調べてきました。
「一度当店を利用して頂ければ、会員証を発行いたしますので、以降は予約が可能に~」知ってます。それも調べてきましたし…というか知らずにブルーシャトー来る人間なんていないですって。
その後も一番最初に書いたことや書いてないことやまあ他のレポートサイトに書いてあるような、『ブルーシャトー』の仕組みに関する説明が一通り続き…
「…それで」
「それで」
「本日の状況ということになりますが」
「…なっ…なりますがっ?」
「もしかすると、調整が出来るかもしれません」
「…できるかも…しれない」
("かもしれない"ってどういうこと?)
「ただし、これからの確認次第となりますので、ひとまず、2時までお待ちいただくことは大丈夫でしょうか?」
「…ま、待ちます!待たせて頂きます!」
ちなみに、その時1時10分。「2時まで待て」というのは、絶対にこっちの覚悟を試していたんだと思う。まあ実際は2時を待たずに報告を受けたのだが。
冗長な文章が続くので翌日の佐賀で食べたラーメン『ビッグワン』の画像をお楽しみ下さい
15分後。先ほどのボーイさんが再び入ってくる。
「お待たせいたしました。本日の状況なのですが…(溜める)」
「なのですが…!?(溜めないでくれ)」
「…何とか調整できそうだ、ということです」
「!!!!!!!!!!!!!」
「ただし、2時からの回となるか、4時からの回となるか、それ以降となるかは現時点では確定できないのですが…本日はどのくらいまでこちらに居られるのでしょうか?」
「えっ!いや!もう!今日は熊本に泊まるんで!行けるなら何時まででも待ちますし!ていうかアレなんで!泊まるのR&Bなんで!いつでもすぐ店に行ける態勢整えますから!」
「分かりました。それなら良かったです。では、ひとまず2時までこちらでお待ち頂きたいと思います。2時からの回がスタートするところなら、状況ももう少し固まってくると思います」
「あ、はい!ん…?いや、どの時間の枠になるかはまだ分からない…もしかして、まだ"結局空きませんでした"となる可能性も残っているんですか…?」
「…その点に関してはご安心下さい」
冗長な文章が続くので待合室に駄菓子感覚で置かれていたタバコの画像をお楽しみ下さい
ということで、私は『ブルーシャトー』の"権利"を手にした。「一応電話くらいはして"姿勢"は見せとこうかな…」と思ってから30分。人生スイングすれば何かが起こるものである。その後は、とりあえず2時の枠が空く可能性を待つ。そもそも"調整"とか"どの時間か分からない"って何だったのだろうか。普通に考えたらどの時間にどの客とどのキャストが入ってるかって決まってるはずで、そんな調整とかボンヤリした話にはならないような…。おそらく裏でまあ何か色々やってるんだろう。良く分からないが。それでも確かなのは私がザ・ブルーシャトーということだ。
店で待ち始めて30分経過。13時40分頃。2時からの予約客(本物)が続々と待合室に入ってくる。「コイツらは正規の手段で予約を取った真の会員…!」と思うと、完全に圧倒され、萎縮してしまう。
ただ、想像してたほど"ワシは天下の成功者なので月曜の昼からブルーシャトーじゃ。ガハハ"みたいな客はいなかった(一組いた。高そうなフォーマルな服装の恰幅の良いおじさま3人組だった)。意外と普通の身なりで特にオーラも放っていない人がほとんどだった。それこそ川崎辺りの2万円台のコスプレソープの待合室にいても自然な感じ。まあ、実はベンチャーの役員で年収2千万ですとか、特別な技術が必要な専門職に就いてて年収3億円ですみたいな人々だったのかもしれない。
私ですか?正真正銘の平民、いや貧民寄りだよ?
冗長な文章が続くのでブリーチみたいなソープ店の看板の画像をお楽しみ下さい。上のロゴももしかして別のジャンプ漫画のやつ?
…ええと。そして、真の会員に囲まれて縮こまりながら再び時間を進め、2時になり、一人、また一人と待合室から消えていく中…呼ばれた。
「2時からの回は…空きませんでした」
まあ、そんな気はしてました。
「で、現在の状況なのですが、おそらく6時の回で上手く調整が付くと思うのですが」
「はい」
「4時からの回のお客様の都合がありまして、もしかすると4時で行ける可能性も…」
「じゃあ、4時か6時の2択に絞られたと考えていいわけですか?」
「その通りです」
ああ、やっと具体的に見えてきた…!冷静に考えると1時に電話して入店して延々と待って、その結論が「4時か6時です」って行列の出来る何とやらってレベルじゃないけど、その時は一歩一歩『ブルーシャトー』への道筋が開けていくことに、純粋に、それはもう純粋に感動していた。
冗長な文章が続くので熊本ソープ街の街並みの画像をお楽しみ下さい。ビーマイベイベー。
で、「どちらの時間になるか分からない中、それまで店でお待ち頂くのも大変なので、一旦お店の外に出て頂いて大丈夫です」とのこと。
…やっぱり2時まで待たせたのは、私の真剣さを試すテストだったのでは…?
男たるもの
— あでぃす (@AddisKurofune) July 30, 2018
13:04 電話しようとしている
ん?
— あでぃす (@AddisKurofune) July 30, 2018
13:11 お店で説明を受けてなんかイケそうな感じになっている
あらま
— あでぃす (@AddisKurofune) July 30, 2018
13:26 確定した
てぇへんでぇ pic.twitter.com/PCINkjQ78H
— あでぃす (@AddisKurofune) July 30, 2018
14:20 一旦外に出るために先に会計をした
この展開は正直全く予期してなかった
— あでぃす (@AddisKurofune) July 30, 2018
15:41 時間を潰していたネカフェにて「4時からの回でご用意出来ましたので、店にお戻り下さい」という電話を受け、いよいよ"リアル"を噛み締め始めた。
ということで、再び『ブルーシャトー』へ。
客引きには「行く店がぁ~決まってるんですよぉ~」とニヤニヤしながら返した。3時間前との違い。
同じ待合室、同じソファに座っていてもさっきとは全く違う。端的に表現すると、死ぬほど緊張してきた。ガッチガチだ。これは初めてのソープだったカモミール以来の…いや…童貞をそ…いや…何でもない…。
ちなみに、この待ち時間に会員証を作るための住所と名前と職業を書いた。と、ここで思い出したのだが、2時の回にも同じ用紙に何か書いてた人が一人いた。ということは、その人も初めてだった…?でも、普通に直前に来たよな…?一人で来たように見えて、実は誰かの紹介だったのかもしれない(その人は2時からで、予約主の会員は違う時間の回にしたとか)。もしくはもっと早い時間に来店して既に2時の枠を勝ち取っていた猛者だったのかもしれない。
冗長な文章が続くので熊本ソープ街の街並みの画像をお楽しみ下さい。
さて、4時を過ぎた。他のお兄様、おじ様方が次々と待合室を出ていく中、なかなか呼ばれないので、一瞬だけ(まさか何らかの理由で6時に延ばされたりやっぱ無理って言われたりするのでは…?)と疑心暗鬼になったが、無事、声が掛かった。
エレベーターに乗るよう促される。エレベーターの中に女性が待っているパターンの店もあるが、ブルーシャトーはそうではないようだ。
乗ったので自然と閉めるボタンを押そうとしたら、ボーイさんが乗ってきた。そりゃそうか。何階か分かんないもんな。
すぐに上の階に着き、エレベーターのドアが開く。その瞬間視界に飛び込んできた女性こそが…私の…
※工事中らしい
はっは
— あでぃす (@AddisKurofune) July 30, 2018
はっは
終了後は、一緒に1階まで降り、靴を履いて玄関を出るところまで見送ってくれる。
そして、ボーイさんが玄関を出てからも見送ってくれる、というか付いてくる。
これもブルーシャトー名物の1つ、有識者の間では"ヒーローインタビュー"と呼ばれている行事なのだ。
帰り道、途中までボーイさんがぶら下がり取材のごとく付いてきて、感想とかプレイ内容とか評価とか不満点とかその他諸々の情報を聞き出すのだ。
ただ、私はボーイさんに話しかけられたところで反射的に足を止めてしまったので、普通に店の軒先で5分ほど立ち話をすることになった。でも止まってる方が普通にヒーローインタビューっぽいよね。
冗長な文章が続くので「もしかして狙った?」ナンバーの送迎車の画像をお楽しみ下さい。
基本的には「当日飛び込みでいけるなんて、夢のようでした!本当にありがとうございました!」と、ひたすら感動と謝意を伝えていたのだが…
途中、「他の店には行くんですか?」という質問に対して、「実は全国のこういうとこを廻っていて、熊本が最後のラスボスという気持ちだったんですけど、今までの中でもブルーシャトーはトップタイでしたね!」と答えたところ…"トップタイ"という表現が店のプライドに火を付けてしまったのだろう。そこからメッチャ追及された。
「トップタイ?では当店と同等のお店があったと?」
「雄琴?もしかしてフォーナインですか?」
「アマンクロス?料金は?何を以って当店と並ぶところが?」
怒涛の如くアマンクロスのことを聞かれた。これぞ三大の自負、日本最高の矜持。でも、激しく追及されたのはそうだけど、別に怒ってるとか不愉快そうとかじゃなく、己を高めるための追求という感じの追及だった。なので私もノリノリでちゃんと話した。基本情報だけじゃなく、待合室プレイのこととか、サービスの方向性の違いとか。
「野球で例えると、ブルーシャトーはイチローで、アマンクロスはバレンティン。凄さのベクトルが違うんですよね」
これは全然ピンときてなかった。上手く例えたと思ったんだけど。
まあ、ここで正直に言わせてもらうと、アマンクロスの方が上です。というか、「○○さんのブルーシャトー」と「めいちゃんのアマンクロス」だったらアマンクロスの方が上だということです。
満足度って、究極的には店じゃなくて、相手がどうかという話だから。
ブルーシャトーのレポートでも「天国」とか「最高」とか言われている反面「大したことなかった」とか「これが三大ソープ?」とか言われているヤツもあるけど、結局は個々のプレイヤーの評価になってくる訳だからさ。
冗長な文章はそろそろ終わりますが、セガサミーの画像をお楽しみ下さい。
そのくだりの後、「今回渡されたのは準会員カードですよね?これってどうしたら正会員になれるんですか?」と聞いたら、「分かりません」って言われた。いや、分からんことはないだろう。
「準会員でも正会員でも待遇は何も変わりません。最初に来られた方は、全て準会員ということになるんです」
「だとしたら、尚更正会員っていつどうやって何のためになるんですか?」
「えーっとですね。2回目以降に来店した際に、会員カードの更新時期になっていれば、その時にカードを交換させていただいて、それで正会員ということに」
「?」
「ただ、更新時期というのも、正確な期間や時期が決まっている訳ではなくて、いつ2回目に来ればそうなるか、というのは分からないとしか言えないんですよね」
「?」
これに関しては、絶対はぐらかされたと思う。何かあるんだろうな、正会員になるための条件や資格が。少なくとも私のようなクソガキは"正"に値しないのだろう。まあいいけど。現実問題としてブルーシャトー2回目の可能性は低い。行きたくないんじゃなくて、たとえ予約が取れるようになったって諸々のハードルが高い。
…さて、こんな感じで私の『ブルーシャトー』は終わった。
帰り道にやはり別の店の呼び込みに捕まり、「もう終わったところです!ブルーシャトーで!」と言いながら会員証を見せたら、「しっ、失礼致しました!」って言われました。マジで。紋所じゃないか。
ホテルにチェックインして部屋に転がり込んだ瞬間、気が抜けて卒倒した。
運は良かったと思う。月曜日かつ、台風の影響も受けていたのが、1時に店に行って枠を用意してもらえた要因だろう。
これで私は「日本三大ソープ」の一角を踏破した人間となった。果たして、今回のことで私は何を得たのか、そして、私をどこへ向かわせるのか。こんな妙な締め方をしたくなるほど、『ブルーシャトー』の90分、と前後の200分が私に与えた衝撃は大きい。