あでぃすでぃす

一つ文章を書くたびに寿命と社会的評価が削れていくおブログです。

東サラの一口馬主が愛馬をほめまくるだけの文章

★コミケット95において『早稲田テンポイント』に寄稿した文章②です。 

 

内容的にはこれまでブログに書いてきた『東サラの近況報告』シリーズのまとめみたいな愛馬バカ文章です。おおよそ。俺の愛馬が!俺の愛馬が!俺の愛馬が!俺の愛馬が!おっと。

 

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こんにちは。会員番号26511です。会員番号26511と言っても、早稲田テンポイントに会員が2万6511人いるわけじゃありませんよ。仮に早稲田大学の創立と同時に早稲田大学競馬ファンサークルテンポイントが設立されていたとしても…98年で26511人ということは…一学年あたり270人!?無理無理。そんなの全盛期のスーパーフリーでも無理!和田さん!骨折したのに1ヶ月で復帰するなんて激シブっすね!和田竜二さん!あれ、違うか。

…はい、早稲田の競馬ファンの定番ネタを披露させて頂いたところで、本題に移りたいと思います。会員番号26511ってのは、アレですね。タイトルで分かりますよね。私、”レッド”の冠名でお馴染みの『東京サラブレッドクラブ』で一口馬主をやっているんです。

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ちなみに、申し遅れましたが私は現役大学生ではありません。OBです。社会人になって、自分でお金をあれこれ出来るなぁってタイミングで、書類上のオーナーことPOGから、ひとかけらのオーナーこと一口馬主にステップアップしました。それで、2014年に東サラ(以下こう略します)に入会して、2013年産まれの1歳馬に出資して、2015年に出資馬がデビューを迎えて、目下4年目のシーズンが終わろうとしている訳ですが…まあ、なんちゅうか、楽しい。分かりますか?楽しいんです。一口馬主は。

ということで、その楽しさを表現するために、これからですね、私のこれまでの出資馬、4世代5頭+1の頑張り、嬉しみ、喜ばしみを、ただひたすらに語ります。何、意味が分からない?やっぱり、楽しさを分かってもらうには、楽しんでいる姿をお見せするのが一番じゃないかな…って。

ということで、次のページから、レッドゲルニカレッドエトワールレッドコルディスレッドサクヤレッドルゼルアドマイヤリッチ17のお話をさせて頂きます。いぇいいぇい。

 

 

レッドゲルニカ(エポカブラヴァ13)

ノーザンファーム生産 牡5・鹿毛 2013年3月24日生

父カジノドライヴ 母エポカブラヴァ

総額1400万円・一口価格3万5000円

藤沢和雄厩舎 22戦6勝 獲得賞金1億1019万円 現役OP

 

・出資理由

このレッドゲルニカことエポカブラヴァ13と、次に紹介するレッドエトワールことフレンチノワール13が私の最初の出資馬となるわけですが、その当時決めていた作戦が「新種牡馬の初年度産駒は種付け料が安いし実績も無いので安く買える。しかも、良くも悪くもどう転ぶか分からない。だから新種牡馬で一発狙いじゃ!」というもの。ということで、カジノドライヴの初年度産駒であるエポカブラヴァ13に注目。しかし、それだけではありません。カジノドライヴと言えば、東サラの持ち主である山本英俊オーナーの活躍馬。そして、藤沢和雄厩舎の管理馬。その初年度産駒が…?(おそらく)庭先取引で山本氏に引き渡され…?東サラから募集されて…?藤沢和雄厩舎に入る…?こんなん間違いなくカジノドライヴの一番馬ってことやろ!ということで決めました。ちなみに、総額1400万円というのは世代最安値タイです。カジノドライヴ産駒なめられ過ぎでしたよね。

 

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東サラでは出資が確定すると出資馬のカードが送られてきます。毎年ちょっとデザインが違う。

 

・初の出資馬が億超えのOP馬に

そんなレッドゲルニカ、何と総額1400万円という世代最低価格ながら、6勝してます。稼いだ賞金は1億を超えました。回収率は787%です。実際は維持費とかあるんですけど、単純に馬代と賞金で考えると787%。これ、地味に凄いことなんですよ。まず競馬なんて1勝も出来ずに引退する馬すらいっぱいいるし、500万で頭打ちになる馬、1000万で頭打ちになる馬…。そして、怪我で満足に走り切れずって馬もいるし、そもそも自分の値段分すら走って稼げる馬は少数なんです。それがお前、地道に頑張ってくれて6勝ですよ。6勝ということは少なくとも6回は狂喜乱舞してるってことですからね。とにかく頑張ってる。

・初勝利がすごかった

その第一歩となった3歳2月の未勝利戦。7馬身差。時計も古馬準OP級の1分35秒7。デビューから3戦は追っても伸びないショボショボの3着続きだったんですけど、凄すぎて意味分かんなかったですね。ちなみに翌週の柏木集保のコラムで「これはダートの大物になる」って褒められました。ついでに、この勝利が柴田善臣騎手の何百戦ぶりの勝利だったらしいよ。当時は「善臣が乗ってる限り永遠に勝てないのでは…」って不安に思ってました。

 

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東サラでは勝つとポエム付きのポストカードが送られてきます。これは今年のOP勝ちのやつ。

 

・でかい

うん。でかい。デビュー戦が552キロで、ずっと540キロ台~560キロ台で走ってる。パドックで見たときに、「やっぱウチのゲルニカは相変わらず農耕馬みたいっすなぁ~」って呟いちゃう程度にはでかい。そのでかさでハナ差の3着争いを制したこともあるくらいでかい(2017年5月27日・欅S)。

・オカマになった

ただ、今年は2月のバレンタインSで初のOP勝ちを果たすも、その後は2戦連続で大敗してしまい…、5月26日の欅S以来出走がありません。えーとですね、前走後に去勢しました。で、お休み中でした。ですが、有馬記念当日の阪神・ギャラクシーSで復帰します!

この文章を書いているのはレース前ですが、大晦日にはもちろん結果が出ていることでしょう…。どうでしたか?予定通り木幡育也騎手が乗っていましたか?やっぱりボロ負けでしたか?去勢明け初戦で苦手の阪神じゃねぇ…。まあ、半ば冬の東京に向けた叩き台ですし、負けてても気にせず、この機会ですから東京で買ってね!え、阪神で勝った!?…いや、それなら超絶嬉しいですけど、まあそんなに期待はせずに、ね…。

 

 

レッドエトワール(フレンチノワール13)

社台ファーム生産 牝5・鹿毛 2013年4月1日生

父ワークフォース 母フレンチノワール

総額1400万円・一口価格3万5000円

久保田貴士厩舎 11戦1勝 獲得賞金700万円 引退

 

・出資理由

レッドゲルニカとともに出資した、私の第一世代。こちらも新種牡馬ワークフォース。まあ、今だから分かるけど、ワークフォースは種牡馬として失敗でしたね。「激安未知数新種牡馬ガチャ、カジノドライヴは当たり!ワークフォースは外れ!」だったということです。あと、その当時は「田辺騎手ってやるよなぁ」と思ってた(今もだけど)ので、久保田厩舎なら田辺が乗るのでは?というのもレッドエトワールことフレンチノワール13にした理由でした。

 

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東サラでは初入厩の際に記念の生写真が送られてきます。

 

・夢の広がる新馬勝ち

デビューしたのはレッドエトワールが先。2015年11月7日の東京芝1400mでした。そこには、あのダイワスカーレットの産駒ダイワウィズミーもいたんですが…何と、そのダイワウィズミーを倒して新馬勝ち!わが東サラ一口馬主道は最高の形で始まったのだった!!

・ええんやで

その後の成績です。9・8・13・10・15・14・16・17・17・16。1円も稼ぎませんでした。でも、いいんですよ。2戦目の菜の花賞は2番人気に推されて「え、ここ勝ったらもうクラシックじゃん。まじかまじかまじかおいおいおいおい」と興奮させてくれたし、その後も成績だけ見たらアレですよ。でも、グングン出世していくゲルニカとの対比で、「やっぱり競馬って上手くいくことばっかりじゃないよね~」と冷静さを取り戻させてくれたり。仮に最初の出資馬はゲルニカだけだったら、「一口馬主なんて楽勝!うひょー!大爆笑!大金持ち!」と増長して痛い目に遭っていたかもしれない…。ありがとう、エトワール。

・それにしても

新馬戦はマジでかっちょいい外差しを決めたんで、「いやいや流石に500万でも1回は穴あけるでしょ…」としぶとく機会を窺ってたんですが、結局1回もそんな兆しすらなかったですね。どこがピークって言われると新馬戦が100で、そこからの上積みが皆無だったし、4戦目に使ったダートで壊れてしまった。競馬って、難しいね。

 

 

レッドコルディス(ストライキングヴェイル14)

富田牧場生産 牝4・黒鹿毛 2014年3月14日生

父ハーツクライ 母ストライキングヴェイル

総額2000万円・一口価格5万0000円

高橋義忠厩舎 16戦1勝 獲得賞金1620万円 現役500万下

 

・出資理由
2世代目。やっぱり一口馬主たるもの、クラシックも目指したい。でも、クラシック向きの血統は高い。でもGⅠとか出したい。どうすれば。そこで見つけた解答が、非社台のハーツクライ産駒の牝馬です。上手くいけばオークスとか出れるんじゃない?って思ってました。

 

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東サラではデビュー戦を迎えると記念コースターが送られてきます。

 

・2世代目にしてクラシック出走

マジでそうなりました。オークス出走です。まあ、1勝馬だった上にフローラS5着で権利も取れなかったのに、1/6の抽選に通るというインチキみたいな出走でしたけど。それでも出資馬が世代18頭の選ばれし大舞台に出れてしまった訳ですよ。感動ですね。15番人気15着でした。それでもちょっと泣きました。口取り当たって(果たして申し込んだ人間がいたのか)スーツで競馬場にいたんですけど。

 

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絶対無理だと思いつつ買った馬券(の一部)です。

この時は出資馬がクラシック出るなんて一生に一度の出来事だと思ってました。

 

・低迷中だよ

その後はねえ、500万を勝てないままです。レッドエトワールほど悲惨じゃないので見限れないんですが、なかなかねえ。1回10番人気で2着に走った時は複勝と馬連でそれなりに儲かったんですけど、ほぼ全戦で「今回こそはイケそう!」と思って馬券を買うんで、ちゃんコル収支は余裕でマイナスです。あ、個人的にはレッドコルディスのこと、「ちゃんコル」って呼んでます。ちゃんみお!のイメージで。話が逸れました。年明けの小倉を走るらしいんですけど、キッカケを掴んでくれればねぇ。

・病弱娘(かわいい(困る))

あと、ちょっと牝馬らしいというか、デビュー当時から病弱っぷりを発揮して大変でした。新馬勝ちの後、シクラメン賞を使う予定だったんですが、1週前追い切りの後に熱発して回避。放牧で立て直して福寿草特別に目標を切り替えたんですけど、今度は最終追い切りの後に熱発して回避。そして、3度目の正直!梅花賞に改めて狙いを定め、最終追い切りクリア!出馬投票!枠順確定!1枠1番武豊!勝つぞ!前日夜に熱発して出走取消!

…愛らしいなぁ。結局2戦目は10月10日の新馬勝ちから5ヵ月後。最初に予定していたシクラメン賞から3ヶ月スライドして3月25日の君子蘭賞でした(5着)。

 

 

レッドサクヤ(サクラサクⅡ15)

社台ファーム生産 牝3・黒鹿毛 2015年2月11日生

父ディープインパクト 母サクラサクⅡ

総額3200万円・一口価格8万0000円

藤原英昭厩舎 6戦2勝 獲得賞金4765万円 現役1600万下

 

・出資理由

3世代目だし、そろそろ、ディープインパクト産駒のオーナーに、なるか!?

ということで。ただし、当然ながらディープインパクトって高いんですよね。なので、なるべく安くて良さそうな馬…と検討した結果、ディープ産駒の中では最安値の総額3200万円、サクラサクⅡに辿り着きました。当時は「このプロフィールでこの値段は有り得ない。絶対に表に出せない欠陥がある」などと言われていたほどですが…。今のところ、東サラの2015年世代ではレッドヴェイロンに次ぐ獲得賞金2位。回収率では1位。ディープインパクト産駒の中でも当然1位。普通に安くて大当たりでした。

・王道ローテでクラシックへの切符ゲット

デビューは10月29日、天皇賞・秋の日の京都マイル。王道。不良馬場の中、2馬身半差で楽勝。マジかおい。2戦目、出世レースと名高い赤松賞に遠征。超スローで掛かったり、道中何度も他馬と接触したり、直線でヨレヨレになったりして4着。ま、まあしゃあない。3戦目、エルフィンS。言わずと知れた出世レース。東サラ的にもレッドディザイア、レッドアヴァンセが使ったゲンの良いレース。これは期待されてる?レースは内外広がってゴール前まで緊張の追い比べ…勝った!ってことは!クラシック出れるじゃん!!!ちゃんコルのなんちゃってラッキー出走@オークスじゃなくて!ちゃんと自力で!

 

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新馬戦:

桜咲く春の舞台が似合う会心の笑顔で初勝利。

 エルフィンS:

良血馬対決を可憐に制し自信を携え歩む桜道。

 

・桜花賞
阪神競馬場に行きました。まあ正直なところ、勝負になるかと言われたら厳しいと思ってました。オークスの方が向いてそうだし、アーモンドアイ、ラッキーライラック、リリーノーブルには勝てないから4着までだろうな~って思いつつ応援しました。馬券も

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自重。結果はアーモンドアイ、ラッキーライラック、リリーノーブルに負けて、その後ろの4着争い、トーセンブレス、マウレア、リバティハイツとハナ+ハナ+ハナ差でタイム差なしの7着。つまり、ほぼ4着。ほぼ予想通り。

 

・オークス

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ハッキリ言うと、桜花賞の走りと2400mでの上積みを考えて、密かに「3着はある。なんなら勝つ可能性もゼロじゃない」と確信してました。なので馬券も自重しませんでした。複厚めで(マジで3はあると思ってたので)。結果は…そうですね。ご存知のことかと思います。アーモンドアイ、強かったですね。リリーノーブルもしぶとく伸びましたね。ラッキーライラック、直線で一旦は伸びが鈍ったように見えたんですが、さすが2歳女王ですね。

・前人未到の大号泣

オークスは口取りが当たったので仕事を抜けて東京競馬場に行ってたんですけど、直前だったので座席の後ろの手すりで立ち見だったんですよ。そして当然一人。レース前は「絶対に声は出さず静かに見守るぞ」と思ってたんですけどね。直線はもう「サクヤーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!」の大絶叫。そして、ゴール板を過ぎた瞬間、大号泣。人生で初めて「うわぁぁぁぁぁ~~~~ん!」「びぇぇぇぇぇ~~~~~ん!」ってマンガみたいな声を上げて泣いた。いや、正確に言うと2歳時の時以来26年ぶりにこういうレベルで泣いた、のかな。スーツ着た若者が一人で立ち見でマジ泣きしてるの、完全に変質者だった。

・余談です

レッドサクヤって珍しいですよね。レッドの馬って、だいたい冠名の後ろに何かよくわからんけどカッコイイ感じのカタカナを付けるじゃないですか。ディザイア、リヴェール、ヴェイロン、ファルクス、アヴァンセ、アステル、イリーゼ…など。ゲームのキャラクター名みたいですね。ファイアーエムブレムとかの。

でも、サクヤって、咲耶なんですよ。和名。コノハナサクヤヒメ。桜の神様であり、富士山の神様でもある美の神様。母がサクラサクⅡだから、そこから連想したんですね。センスある。で、神様ってことは、日本中にサクヤヒメを祀る神社がありますよね。

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めっちゃ行きました。サクヤヒメを祀る神社に。そして絵馬を書きまくりました。お願いしまくりました。『浅間神社』って沢山あるじゃないですか。あれ、コノハナサクヤヒメを祀る神社なんですよ。私は富士山のふもとの総本山にも行きました。絵馬を書くために。

 

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浅間神社だけじゃなく、管理する藤原英昭厩舎にちなんで『藤原氏』の氏寺とか、奥州『藤原氏』の中尊寺にも行きました。絵馬を書いてないとこでも、京都のよく分かんないマイナーなサクヤヒメの神社(全国で唯一サクヤヒメを梅の神様として祀っている異端)とか、都内の浅間神社を一日でぐるっと回ってみたり。

出資金が8万で、桜花賞で5万+遠征費が消えて、オークスで10万が消えて、岩手旅行と、奈良京都旅行と、富士旅行と…。あれ?意味わかんなくない??

 

・故障中です

で、その願掛けの成果ですが…。秋はリリーノーブルが故障したり、ラッキーライラックが順調さを欠いたりで上の馬が抜けていって、アーモンドアイも秋華賞直行とか言うんで、あれ?ひとまずローズSの5200万円はタダ貰いかな?って思ったら、1週前追い切り後に右前脚繋側靭帯炎を発症し、年内絶望となりました。はい。神様残酷。その後の経過を見るに程度は軽いようですが、やった場所が場所だし、慎重に進めてるので復帰は来春でしょうか。待ってます。

 

 

レッドルゼル(フレンチノワール16)

社台ファーム生産 牡2・鹿毛 2016年3月25日生

父ロードカナロア 母フレンチノワール

総額2000万円・一口価格5万0000円

安田隆行厩舎 2戦1勝 獲得賞金680万円 現役500万下

 

・出資理由

ロードカナロアは走ると思ってました。出資申込は2017年の夏なので、産駒がデビューして2ヶ月ってとこですね。当然まだ実績はないし、種付け料も安かったので、ロードカナロア産駒の牡馬が2000万円で出資できちゃいました。今や、種付け料1500万円ですからね…。そして、この馬はレッドエトワールの弟でもあります。まあ、そういう縁も理由の一つではありますが、ワークフォース→ロードカナロア、久保田貴士→安田隆行、牝馬→牡馬ということで、全てにおいてレッドエトワールの上を行きそうな雰囲気でしたから。しかも、この世代の東サラのロードカナロア産駒のうち、この馬だけが安田隆行厩舎。カジノドライヴ×藤沢和雄理論でレッドゲルニカを引き当てた成功体験が、この馬こそが本物だと告げていましたのでございますわよ。

・褒められすぎて逆に怖くなる

1月:「何もかも完璧。現状では課題がない(要約)」と言われる。

2月:山元トレセンに移動。2歳2月に山元なんて聞いたことない

3月:「この馬には3歳馬のリードホースをやってもらっている」え、何で?

4月:「ちょっとヒザがチクチクしている」あらまあ。まあ順調すぎたし。

5月:大丈夫だった。よかった。

6月:「もう山元で出来ることはないのでとっとと入厩してほしい(要約)」と言われる。

育成段階でこんなに順調でこんなに褒められ続けたのは初めてです。むしろ何らかの罠なんじゃないかと動揺しました。

 

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ルゼルくんフルセット

 

・は?

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えーと、結局デビューは10月で、芝1400mの新馬戦に出てオーバーペースで先行して3着に負けて、その後フレグモーネで2戦目の予定を回避するアクシデントなんかもあって迎えた11月17日の2戦目、ダート1400m戦だったんですけど。勝ち時計1:25:00、着差・大差(1.9秒差)。全てにおいてヤバい。次走は1月26日の中京・はこべら賞を予定しております。お楽しみに。ここから無敗でNHKマイルカップを勝ちます。宜しくお願い致します。

 

 

アドマイヤリッチ17

ノーザンファーム生産 牝1・黒鹿毛 2017年4月19日生

父ルーラーシップ 母アドマイヤリッチ

総額1800万円・一口価格4万5000円

斉藤崇史厩舎 0戦0勝 獲得賞金0万円 デビュー前

 

来年(以降)デビュー予定の1歳馬ちゃんです。まだ馬名も決まってないよ。

 

・出資理由

「牝馬でアベレージ高いのはルーラーシップ産駒だな…」

「アドマイヤリッチの血統は堅実に走るよな…」

「…この馬、アベレージの化身では?」

ということで。実を言うとこの世代は一番出資したかったレッドファンタジア17とか次に出資したかったレッドメデューサ17とかその次に気になってたココロチラリ17とかを軒並み作戦ミスで獲り損ねてコレになりました。斉藤崇史厩舎とかメッチャ不安やん…。
と、思ってたらクロノジェネシスが頑張りましたね。よっ!さすがマツパクの後継者!牝馬クラシックは斉藤崇史先生にお任せっすね!

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⑦終わりです
まあアーモンドアイとかブエナビスタとかジェンティルドンナとかレイデオロとかエピファネイアはいないんですけど、東サラに入会してから4世代5頭、それぞれバリエーションに富んだ競走馬生活をしてくれているので、楽しいですよ。あとね、今のところデビューした5頭が全て勝ち上がり。これって、なかなか実感が沸かないと思いますけど、地味に凄いことなんです。一口馬主初めてみたはいいけど、未勝利を勝ち上がれない!それどころかまともに走ってくれない!って、何年もアブソリュートに収入ゼロ!状態になって「おもんね」って辞めちゃう人も少なくないようですから…。こないだ後輩のノルマンディーの初出資馬が福島の未勝利戦で12番人気14着だったのを見届けた時は「甘くねぇ…」って思いました。POGで億超えの超良血のサンデーとかキャロットの馬が1つも勝てなくて「マジウケるwザマぁw」とか言ってませんか?あれ、出資者死んでますからね。ああいう高額良血馬でも一定確率でハズレが混じってて勝てずに終わるんですから、庶民の出資する庶民向けクラブの庶民レベルの馬なんてなおさら…。1400万、1400万、2000万、3200万、2000万で勝ち上がり5/5の100%、OP入り、オークス4着はもう神の相馬眼として褒めてほしい。でも、レッドサクヤがオークスで先着されたのもシルクとサンデーとサンデーなんですけどね…。

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さて、いかがでしたでしょうか。日記。人に読ませる文章として成立しているのか怪しい自分語りでしたが、万が一にも「一口馬主楽しそうだなぁ」と思ってくれたら上等です。ていうか、レッドサクヤの10万散った馬券の画像と、レッドルゼルの圧勝の画像だけ見てくれたなら本望です。おやすみなさい…。