あでぃすでぃす

一つ文章を書くたびに寿命と社会的評価が削れていくおブログです。

来週、デート商法に引っ掛かりに行きます(前編)

こんばんは。あでぃすです。
Twitterには書き切れないのでブログを作りました。これから使うかもしれません。

 

早速タイトルの件なんですけど、その通りです。

「デート商法に釣られて事務所に呼び出されていつの間にか怖いお兄ちゃん達に取り囲まれて何やかんや脅迫とか拘束とか色々された挙句不当な高額契約を結ばされて大変なことになったりする(かもしれない)やつ」

…というイベント(?)に、12日に行ってみよう!という話です。

別に経験したことはないので、大学でやった消費者法とネットで検索して得た知識で書きました。今時「怖いお兄ちゃん達」とか出てくるかね?

 

 

はい。

経過を書きます。

 

 

物語の発端は木曜の3時PM。昼飯を食べて会社に戻る途中、後ろから可愛い声で呼び止められたんですよ。振り返ったら若い女の子で、「アンケートお願いできますか」ということで、まあ僕はザ・いい人なんで少しの時間で済むと見たらこういうの受けちゃうんですけども、その内容が「結婚について」で、

 

問1.自分が結婚するときにしたいことは? □プロポーズ□入籍□結納……□結婚式□披露宴……□新婚旅行……

問2.理想の結婚像として、当てはまるものを…

 

みたいな質問が延々続いてたんですよね。これは、本筋とは関係ないんですけど、死ぬほどムカつきました。それで「え?こんなん答えさせるの?俺に?俺がどういう人生を歩んできたか分かってるの?死ぬの?」というマイナスに突き抜けたテンションになってチェックを入れ続けてたんですけども、なんか、相手の女の子が妙に馴れ馴れしかったんですよね。聞いてもないのにアンケート遮って個人的なこと話したり個人的なこと聞いてきたりするんですよ。まあその時はマイナスに突き抜けてたので「うん」「はあ」「そうすか」「そうすね」の4単語しか発しませんでしたけど。で、やっとアンケートが終わりに差し掛かって、最後の回答者情報欄で「住所は大丈夫なので他に記入をお願いします」と言われたんで、「住所と電話番号以外」に記入して返したんですが、何故か頑なに「電話番号は一応書いて欲しい」と突き返されました。なお、「銀座で貴金属を扱っている店で、ブライダルリングの市場調査のためにアンケートをしている」とか何とかでした。

 

ちなみに、その時は早く終わらせたい一心だったのでほとんどその女の子の顔とかも意識してませんでしたけど、たしか、メッチャ可愛かった…ような気がします。

 

それで、しばらく時間が経って思い返してみると普通のアンケートにしては違和感のあるシーンが目立ったので、「これ多分どっかのタイミングで電話掛かってくるな…」と思っていたら、ビンゴでした。帰宅後、22時30分過ぎに知らない番号から着信。出てみるとやっぱり昼の女の子でした。「今日はアンケートに答えてくれる人が全然いなくて落ち込んでて、ちゃんと答えてくれたあでぃすさんにお礼が言いたくて…」だか何だかということでしたが、幸い警戒モードで電話を取ったので、この先制攻撃はガードに成功しました。

 

で、えー、その、結局1時間くらい電話してました。

その電話、非常に有意義…かどうかはともかく、非常に楽しかったです。

そして、「今度の火曜日に店に会いに行く」という約束を取り付け(られ)ました。

 

…いや、そりゃあ楽しいんですよ。だって「デート商法」って相手に好意を植えつけてそれを利用する戦法だから、この業者のケースで言うとこの電話がキーポイントな訳じゃない?完全にこっちを楽しませようとするし媚びてくるし寄ってくるし話もどんどん継いでくれるじゃん?満足度で言うと普通のキャバクラよりは上。(普通じゃないキャバクラよりは下。)しかもこの時点ではノーリスク。これはすごい。日々寂しいって人に番号教えてあげたい。

まあ途中不自然なところが一杯あって、勘付いてしまったわけですが、「実害が及ばない範囲で踏み込んでみよう」という意思のもとに火曜日現地に向かうことにしました。け、決して乗せられてOKしてしまったわけじゃない…です…。

 

と、ここでその不自然ポイントを羅列してみたいと思います。

 

 


1.最初は携帯から掛けてきたのに、少し話したら「電池が切れそうなので固定電話から掛けなおして良いですか?」と掛け直してくる。しかも会社の電話で。
会社から掛けてたの?この時間に?落ち込んでてお礼を言うために?と思いました。

2.向こうの空間の音をだいぶ拾ってたんだけど、明らかに同じようなことをしてる女の子が何人もいる。
この時間に?何人も同じ営業してんの?優しくしてくれた人にお礼を言うために?大変だねぇ~と思いました。なお、1時間も話す暇人はあまりいないようで、時間が経つにつれてどんどん静かになりました。

3.途中からやたらと休みの日やスケジュールを聞いてくる。そして「店に会いに来て欲しい」の連打。しかもこの件については退かない構え。
なんか「お客様、一人、一人に私どもの『トータルプランナー』が専属で担当致します。」らしくて、今電話を掛けてきてる子が僕の専属トータルプランナーになるらしいよ。すごい。至れり尽くせりだ。運命的な出会いだ。

4.ところどころ聞いても頑としてちゃんと答えてくれない部分がある。
何聞いても「とにかくお店に来て私とお話しましょう!絶対楽しいと思うし満足してもらえるよう頑張ります!」のゴリ押しタイムとかありました。
埒が明かないので一回「二人で?」→「二人でです!」→「満足?」→「絶対楽しいと思います!」→「つまり…なめたり入れたりそういう…」って言ってみたら一瞬電話口が凍り付いた。でもすぐ元のペースに戻してきた。すごいなぁと思った。

5.この話は火曜日に会うまであまり口外しないで欲しいと言われた。
ごめんなさいブログにしました。ちなみに口外してはいけない理由については言葉を濁されました。

6.ホームページが怪しい
途中から電話しつつPCをいじってたんですけど、相手の言う店のサイトが、パッと見しっかりしてるけど、結局何をしてて何が得られる店なのか、全く具体的な説明がない。
そして怖いのが、検索してもそのサイトただ1件しか出てこない。他の情報一切無し。twitterでも2chでもfacebookでもただの一言すら言及が無い。サイトの説明の感じだと、伝統と信頼で多くの顧客に支えられているはずなんですけど…。

7.立地も怪しい
会いに行く約束を取り付けた後、待ち合わせ場所と店がある(と説明を受けた場所)を聞いたんですが、なーんかグーグルのストリートビューを見る限り、なーんか違うんですよねー。なーんか。

 

…はい、ということで最終的に
「火曜日の午後2時、東銀座駅の5番出口で待ち合わせてお店に向かう。こっちは午前中に散髪してワンピースの68~80巻をブックオフで売った後で駅に向かい、また、こちらからの宿題として会う日までに女の子の方は山田哲人の応援歌をマスターしておく。なお、何らかの事情によりその女の子は来られない可能性あり」
という約束をしました。何らかの事情によりその女の子が来られない場合は怖い系のスーツの営業のお兄さんが来そうですね。正直相当可愛かったと思う(残念ながらもう覚えてない)のでもう一度顔は拝んでおきたいし、山田哲人の応援も聞きたいんですけどね。

せっかくなので東銀座駅までは行ってみようと思いますが、死にたくないのでその先の立ち回りは考えます。

 

ていうか「なんで…○○ちゃん(名前聞いた)は…二戸から東京に出てきて…こんなに若くて(年も聞いた。多分嘘だけど。「2つ下です!」ってこの間のあの店でも言われたんやけど??)可愛くて優しいのに…なんでこんなつまらない仕事を…正月も実家に帰ったんでしょ…?家族に何て言って…云々…」みたいな感じで説得して保護してあげたい。変な意味で。いや真っ当な意味で。まあ無理だろうなー、結果さえ出せばめっちゃお金貰えるってネットに書いてあったもんなー。

 

おっと、ここまでで3211字だそうです。これでも23ツイート分しかないんですね。1万字ツイートってすごい!

 

では、火曜日更新予定の後編で。さようなら。

もしもその後で音信不通になったり人格が変わったりしていたら、その時はまあ察してください。

 

↓おまけです

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↓実践編です

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※もしも万が一全くデート商法とか悪いことじゃなかった場合こちらが悪人なので、相手方の具体名は前編では伏せました。