こんにちは。あでぃすです。
弊社、テレワークが始まってから半年以上が経過しました。私はなんと半年以上1回たりとも出社してません。(今後の可能性を考えてオフィスに置きっぱなしの私物整理しとけという指令が来たので近々行くかも。あ、クビじゃなくて、オフィス引き払うか縮小するかもみたいな話ね。)
いや、今回はそんな話をするために記事を書くボタンに手を伸ばした訳じゃないんよ。
完全テレワークが始まったことで、自宅から最寄りのローソンに通勤レベルで行くようになったんですよね。一時期自炊のお勉強をしていて駅前のダイエーに通勤レベルで行っていた時期もあったんですが、もう飽きたので毎日ローソンで酒とつまみだけ買って糖質制限ダイエット(のふり)をしています。
そして、そんな生活を経て、私は最寄りのローソンのプロになりました。店内マップはもちろん、どの曜日のどの時間にどのバイトがいるか、レジ前のホットスナックがいつ半額になるか、ウェットティッシュの詰め替え用がいつ入荷するか、東スポがいつ届くのか、ワキガの強烈なおっさんと鉢合わせするリスクがある時間帯はいつか…もう何でもだいたい分かっちゃう。履歴書に書かせてくれ。
…でも、1つだけ分からないことがあるんですよね。ていうか、なんか腑に落ちないことが、ある。1点だけ。
これです。
焼豚が、3種類ある。
しかも、値段とか、商品名とか、見た目とか、ほとんど変わらない。存在が被りに被ってる。
なんで?
お肉コーナーのスペースだって限られてるのに、なんで焼豚だけ3種類も発注してるのこのローソン。好きなの?国立市民は特別に焼豚が好きなの?それとも店長が廃棄のヤツを持ち帰るためにわざと飽和させてるの?
あと、どうせならいっそ生ハムと場所入れ替えて焼豚3種類横一列に並べたらよくない?
このローソンにはお世話になってるし、広いし全体的に品揃え豊富だしいつもありがとうございますなんだけど、これだけは謎です。1種類に統一して違うお肉仕入れた方がいいと思うけどね…。
どういうことなんでしょうね。そんな日常に微笑む小ネタでした。さようなら。
いや、
「どういうことなんでしょうね」じゃ済まないので買いましたけど。
まずは
『直火焼バラチャーシュー』 ~醤油の風味が香る~
92グラムで258円(税込)
1グラムあたり2.80円
続きまして
『バラ焼豚』 ~直火で仕上げました~
65グラムで205円(税込)
1グラムあたり3.15円
第三の立候補
『こだわり焼豚』 ~1本1本手作業で炙りました~
50グラムで210円(税込)
1グラムあたり4.2円
えーっと、まだ朝から何も食べてないし、本日はこの焼豚トリオが私の食の10割を担うので一刻も早く食べたいところなんですが、ちょっとデータを取らせてもらっていいですか?
【ローソンの焼豚トリオ データ比較の部】
・おなまえ
『直火焼バラチャーシュー』
『バラ焼豚』
『こだわり焼豚』
とりあえず、『直火焼バラチャーシュー』を『直火焼』で青、『バラ焼豚』は『バラ焼豚』のままで赤、『こだわり焼豚』を『こだわり』で緑、この表記でやらせてもらいます。三国志みたいですね。魏呉蜀が青赤緑って誰が決めたんですかね。
・英語表記
『直火焼』:Roasted Pork
『バラ焼豚』:Roasted Pork
『こだわり』:Roast Pork
英語苦手なんで意味の違いは分からないんですけど、『こだわり』だけ他と変えてこだわってますね。もしくは空気を読み違えてる。
・コピー
『直火焼』:醤油の風味が香る
『バラ焼豚』:直火で仕上げました
『こだわり』:1本1本手作業で炙りました
『直火焼』は醤油をアピール!パックを開けた時が楽しみですねぇ。
『バラ焼豚』は直火をアピールするも、『直火焼』は「そんなもん商品名で言っとるわ!」とマウントが取れる状況。有利です。何が?
『こだわり』はまさかの手作業…?工場使っていいんだよ…?
・賞味期限
『直火焼』:「おいしく召し上がっていただくための期限です。」
『バラ焼豚』:「未開封で保存した場合の期限です」
『こだわり』:無言
『こだわり』だけ愛想が悪い。こだわりゆえのホスピタリティの無さか?無口な頑固オヤジスタイルなのか?ただ、実は『こだわり』だけは電子レンジでの加熱が可能なパックで、温め時間の目安が表記されてるんですよね。だから「どうせすぐ食うやろ」ってことなのか。もしかして『こだわり』が一番割高なのって肉の値段じゃなくて包装の差か?
・柄
『直火焼』:豚と火と醤油
『バラ焼豚』:豚と醤油
『こだわり』:豚と火
これはもう分からん。意図も意味も意志も分からん。
『バラ焼豚』は火力が弱くて『こだわり』は醤油使ってないの?『直火焼』が優勝でいい?あと、豚の向きが『直火焼』と『バラ焼豚』は"下→上→下"だけど、『こだわり』だけ"上→下→上"です。なんか『こだわり』の仲間外れ感が強まってきたな…謎が解けるか…?
裏面にいこう。
・製造者
『直火焼』:米久かがやき株式会社 (埼玉県深谷市)
『バラ焼豚』:丸大食品株式会社 (大阪府高槻市)
『こだわり』:滝沢ハム株式会社 (栃木県栃木市)
これは知らないふりしててもしょうがないですけど、これらは『ローソンセレクト』として他の会社に作ってもらってる、いわゆるプライベートブランドってやつですよね。丸大食品はさすがに知ってますわ。
いや、やっぱこれって全国のローソンにて地理関係や会社次第でお好きなもの仕入れて下さいってことじゃない?なんでウチのローソンは3種コンプしちゃってるの?
・販売者
『直火焼』:株式会社ローソン ※この商品はローソンと米久の共同開発商品です
『バラ焼豚』:株式会社ローソン
『こだわり』:マルハニチロ株式会社 ※この商品はローソンとマルハニチロの共同開発商品です
あ、ここで『こだわり』だけ全体的に趣きが違う理由が分かったかもしれない。販売者が違うってことは『こだわり』だけローソンの介入が弱いんじゃないですか?だから"Roasted"じゃないし賞味期限に一言がないし手作業で炙っちゃったんじゃない?
・原材料名
『直火焼』:"豚ばら肉"など11種類
『バラ焼豚』:"豚肉"など6種類
『こだわり』:"豚肉"など6種類
全部は書かない(めんどくさい)ので見てねという形ですけど、表記は各製造者のルールに任せてる感じですね。こういうの、ローソンの看板の商品として統一しなくていいんだ。フォントとか書式とか全部違うしな。
・しょうゆの表記と居場所
『直火焼』:粉末しょうゆ (小麦・大豆を含む)
『バラ焼豚』:しょうゆ
『こだわり』:たれ (砂糖、しょうゆ、酒、食塩)
あ!『こだわり』だけしょうゆの地位が低い!"たれ"の構成要員にされてる!
ホントにしょうゆを重視してないから柄にしょうゆが入ってなかった!?
・アレルギー
『直火焼』:小麦・卵・乳成分・豚肉・大豆 (ちゃんと表記)
『バラ焼豚』:卵・乳成分・小麦・大豆・豚肉 (原材料名の最後にさらっと表記)
『こだわり』:小麦・乳成分・大豆・豚肉 (ちゃんと表記)
『こだわり』だけ卵アレルギーの人でも食べられるらしいですよ。あと、アレルギーの表記はやっぱり分かりやすくしといた方がいいんじゃないですか。
飽きた。
食べよ。
【ローソンの焼豚トリオ 開封と実食の部】
開けました。今日の朝ごはん兼昼ごはん兼夜ごはん…!
『直火焼』は一番大きいし、ラーメンに入ってそうですね。
『バラ焼豚』はちっちゃいのがたくさん入ってるタイプだ。おつまみ向き。あと色が濃い。
『こだわり』は、なんと封を開けた瞬間の香りからして他と違いました。こだわってるね。
『直火焼』・『バラ焼豚』・『こだわり』
冒頭から「なんで同じもん3種類売るんじゃ」って言いまくってましたが、こうして見ると確かにそれぞれ違いますね。だからといって「今日はこだわりの気分!」とか言って3種類を適切に選んでる人がいたらローソンのプロ過ぎると思います。
食べちゃお。ビールも開けちゃお。こないだレバ刺し(鶏です)を通販で買って食べまくって以来マイブームの"レバ刺しっぽいタレ"も使っちゃお。ごま油と塩だけじゃなく、気持ちラー油を入れてにんにくを添えると優勝します。
実食。
1つずつ食べての感想。
『直火焼』:
普通に美味しいですね。想像通りのチャーシュー。柔らかい。脂が甘くて美味しい。日高屋のおつまみセットのチャーシュー。
『バラ焼豚』:
なんかサクサクしてますね。そして、肉の味というより、調味料の味がします。あれ?焼豚風のスナック菓子?いや、そんなことは…
『こだわり』:
食感としては『直火焼』よりもサクサクしてるというか歯応えがあります。そして、こっちは想像通りではないチャーシュー。風味がなんか、おしゃれなのよ。食べて改めて分かったけど、これは何らかのこだわりがありますね。買った人間をアッと言わせてやろうという色気がある。
特に意味はないですが序盤の例えにちなんで三国志風に盛りつけました。
『直火焼』=魏
『バラ焼豚』=呉
『こだわり』=蜀
だよ。お分かり?
途中まで特に何も意識せず空腹に任せてMリーグの再放送見ながらビール流し込みつつ食べ進んだ図です。
『直火焼』は一つ一つが大きいので、勿体なくてなかなか箸が伸ばせない。『バラ焼豚』は食べれば食べるほど味がしなくなってくるので減らない。結果的に『こだわり』が超速で消費されていってますね。蜀が最初に滅亡するのは史実通りか…。この滅亡は美味さの証明だから良いんですけどね。
ごちそうさまでした。
ちなみに、レバ刺しのタレに最も合ったのは『直火焼』でした。
【ローソンの焼豚トリオ 結論の部】
優劣を明言するとどこかから怒られそうなので、ここまでの叙述ぶりから何となく察してもらいたいんですが、まあ、個人的には『直火焼』か『こだわり』ですかね。この二つはタイプが違うけどどっちも美味しいので、気分とお酒と使い方次第で。
そして、謎だ謎だと言っていましたが、まあ同じ店に3種類並んでる意味、分からんでもない。いや、一つあったら一つで満足です。「このローソン米久の直火焼ないの!?マジ終わってんな!」とか騒いでる人がいたら、プロのローソナーです。近付かないようにして下さい。
結論とは?
結論…。
みんなもローソンに行ったらどの焼豚が売ってるかチェックしてみたらいかがでしょうか!それではさようなら。
いや、違うな…。
Q.謎は解けましたか?
あ、解けてないわ。ていうか解こうともしてない。やべ、タイトル詐欺になっちゃう。適当になんかそれっぽいこと書かなきゃ。
あーでも伏線のつもりでも何でも無かったんだけど、本当に『三国志』なんじゃないですか?中身が割と違うことは判明したけど、やっぱり焼豚を3種類もプライベートブランドとして持つ意味分かんないもん。今ちょうど売り上げとかユーザーの評価を競わせてて、良かった『ローソンの焼豚王』を残そうとしている…その途上なのでは?
適当です。
美味しい焼豚が食べたくなったので、山頭火に行ってきます。
さようなら。
【おまけ】
気になってしまったので家から2番目に近いローソンに行ってみたら、3種類売ってたしやっぱり『こだわり』だけが違う列でした。
さようなら。