『地獄級 ヒプノマルチレイプ』を聴きました。驚きました。こんなことがあるのでしょうか。人類って、全然まだまだ限界なんてないのですね。「限界を超えて〜」とか「どこまでもいこうぜ〜」みたいな陳腐なJ-POPの歌詞を、初めて素直に受け入れようと思いました。人間の内側にこそ、無限があるのです。
さて、此度はやや語るのが難しいのです。具体的な内容を表現するのは非常に困難かつ、もしも後に聴く人がいるのであれば、その妨げになってしまいかねません。そして、『ヒプノマルチレイプ』についての感想を書いた際には「催眠音声ヤベーっす!」と言えば済んだのですが、今回は「『地獄級 ヒプノマルチレイプ』は『ヒプノマルチレイプ』よりヤベーっす!」と、説明しなければなりませんからね。しないのですけれど。
『ヒプノマルチレイプ』を聴いた時、私は「初めて飛行機に乗った時のような感動」といった表現をしましたが、『ヒプノ』が飛行機だとするならば、『地獄級』はロケット。それも、月や火星に行くようなものではなく、ワープで別の銀河に飛んで行くようなレベルのものに乗せられたような感覚でした。
『ヒプノ』が1なら『地獄級』は65535。以前あれだけ『ヒプノ』に驚愕し、絶賛しておいて恐縮なのですが、私は『地獄級』を聴き終えて、「ここまでやれるんだったら普通のヒプノマルチレイプなんで全然手控えた甘ちゃんじゃん」と思ってしまいました。それくらい違います。もちろん、激しければ激しいほど良いというものではありませんが、私はただただ『ヒプノ』が限界だと認識していたことを恥じました。井の中の蛙は大海を知らず、地に足を付けて暮らす人間は空を知らず、空を飛ぶ術を得ても宇宙を知らず、宇宙に出れば果て無し。
人間の心、魂、精神には、間違いなく宇宙があります。一人の人間は、死ぬまでにどこまで自分の内側を切り開けると言うのでしょうか。
ヒプノマルチレイプの特色は“ドライ”です。女性が聴くとどうなるのかは分かりませんが、男性が聴いても女性のソレと同じような形での絶頂感覚が起こります。
私は、コイキングになりました。
あ、これは「まな板の上の鯉」のような状態だったということと、コイキングの「はねる」を再現してしまったということのダブルミーニングです。ウィットに富んでいますね。
…さて、本当に大変でした。
まず自室が2階だったら、いや、普通に壁の向こうに隣の部屋があるようなアパートだったら、途中で怒鳴り込まれるか通報されるかで終わっていたでしょう。“本番”が始まってからは、ギシギシとかそんな程度ではありません。ドッタンバッタンズッシンドッシンでした。なんでしょう、エクソシストとコイキングのものまねをブレンドしたような感じでしょうか?次に聴く決意が付いたら、その姿を動画に撮ってお見せしましょうか?絶対「ワザとだろ」って言われると思います。
ビクンッ!
ガクガクガクガク…
これが本当にずーっと続く状態でした。しかも、普通なら即救急車を呼ぶべきレベルの痙攣です。最後の方、あまりにも身体の反応が手に負えないレベルになってきて、一度どっかに行ってしまった理性君が帰ってきました。「ヤバいこのままだとどこか怪我する!動き抑えないと!」ということで。本当に脳の別の部署から緊急信号が出されたのですね。そこからはまた面白かったですね。エッチな同人誌の可哀想な女の子のように「もうイキたくない!助けて!」という訳ではないのですが(好きでやってるので)、冷静な部分が戻ってきて「そろそろまずいなぁ〜」とか考えてる一方で、身体の方は止まらないのですから。
終わりまして、下着を見ますと、ものすごく濡れている訳です。ああ、何だかんだやっぱりどこかのタイミングで出てたんだな…と思って脱ぎますと、なんと、射精はしていなかったのです。どういうことかというと、いわゆる我慢汁と呼称される体液、それが射精した際の精液と同じくらい分泌されていたのでした。どういうことですか。
とにかく、強くて怖かった『地獄級 ヒプノマルチレイプ』。ここまで凄みばかりを綴ってしまいましたが、当然、それに見合うだけのよくわかんない気持ちよさがあります。
パッケージで責められている方も女性なのは、別に汚ねえオッサンだと見映えがしないからという訳ではなく、女性的な快感と反応を強いられてしまうからなのかもしれません。いや、パッケージに汚いオッサンがいたら嫌ですね。
それでは、そろそろスマホのフリック入力に疲れてきたので終わりたいと思います。
絶対に勧めません。人生には、開かなくてもいい扉が無限にあります。
さようなら。