【比叡山延暦寺は階段が凄い!
ベスト5!!】
第5位 東塔 鐘楼
これが、幾多の名僧を輩出してきた日本一の修行場の"角度"ということ…!
角度のせいで肝心の鐘楼は映っていませんが、文句は階段に言ってください。
登り切った地点からの眺めです。急ですね。
老若男女が訪れる天下の世界遺産なのにね。
第4位 横川 横川中堂
こちらは急峻さではなく、風流さでのランクインとなります。
中堂の裏手から緩やかに階段を登り、左に曲がるとバッと鮮やかな中堂正面の姿が現れる…。風流な構成です。まあその鮮やかな写真はないんですけど。
第3位 日吉大社
正確に言うと比叡山ではなく、その麓にある日吉大社の階段なんですけど。
傾斜はそれほどじゃないんですけど、無限に続いてるんじゃないかと錯覚するような奥行き、徐々に幅を狭めながら山中へと消えていくある種のおぞましさ、この雰囲気に南都北嶺の粋を見てのランクインです。すごいですね。
番外編 西塔 椿堂
左側が"元"階段だったと思うんですが、土がえぐれて単なる飛び石になっており、右側にスロープが自然造成されてました。
比叡山延暦寺って寺じゃなくて山。参拝じゃなくて登山なんだよな。それを伝えたかった番外編です。
第2位 東塔 阿弥陀堂
これはもう、かっこよすぎじゃないですか。阿弥陀如来様に対面する意志があるならこれくらい登ってこいって比叡山からのメッセージ。
ちなみに、写真にスロープに掴まりながら登ってるおばあちゃんが見えると思うんですが、私はこの写真を撮ってからスタートして同時にゴールしました。感動的だった。
遠景。かっこよすぎ。"荘厳"という言葉の擬人化。いや、擬人化じゃないか。擬階段化。
おばあちゃんは登り始めたとこですね。孫っぽいお兄さんがずっと横に付いていたのも感動的でした。
第1位 東塔 文殊楼
すみません。"壁"の写真を貼ってしまいました。
これが文殊楼へ向かう者の覚悟を試す階段です。
これは、いくらなんでも無理。体感で角度が60度くらいある。気分は階段という概念を飛び越えてロッククライミング(初級者用)って感じ。
しかも、写真じゃ分かりにくいけど、1段1段が、50~60cmくらいあるんよ。全段ももあげエクササイズよ。やっぱなぁ…文殊の知恵ってすごいからなぁ…良い知恵は良い大腿四頭筋に宿るってことなんだなぁ…。そういうことでいいですか?
まあ、一人旅でも文殊の知恵、欲しいので。登りましたよ。上ったじゃなくて登った。筋トレ。
眼下に人が見えると思うんですが、あの人はですね、自分が登り始めた時からあそこにいて、「こりゃ無理だわ…」という旨と思しき中国語をつぶやきつつ、結局ずっと私が登り切るのを見届けてから踵を返していきました。まあ、子供も一緒だったのもあると思いますけど。いえーいやったよ俺は。
登り切って満足したので文殊堂の写真は撮ってません。
なお、反対側に緩めの坂道があるので、別にこの崖は登らなくても文殊堂には辿り着けます。
…ということでおはようございます。あでぃすです。
こないだ、とある理由で数年前から非常に気になっていた『比叡山延暦寺』を、ようやく訪れることが出来ました。「山全体が一つの寺」とか言うだけあって、めっちゃ広くて疲れて充実した一日でした。
で、私はこういうブログを持っているので、このことについての旅日記でも綴ってやろうと思ったんですけど…。
あのさ、比叡山延暦寺なんて日本人の99%が知ってる世界遺産だし、なんなら日本人の77%くらいは観光済みなんじゃないかって気もするし、いらないっすよね。いまさら「比叡山はこんなところです!楽しかった!是非皆さんも訪れてみて下さいね!」みたいなのは。多分ググったら先駆者が全世界に6億人くらいいるし。ああ、むしろ外国語の"HIEIZAN ENRYAKUJI ITTEKITA!"みたいなブログの方がいっぱいありそう。
なので、根本中堂すっげ!とか、国宝殿やっべ!とか、釈迦堂かっけ!とか、角大師マジで人外!みたいなのは比叡山延暦寺ビジターの先輩延べ29億人のご報告にお任せして、私は前述の通り比叡山延暦寺の"階段"を紹介させて頂きました。
なお、この後は"道"と"森"を再びランキング形式で紹介します。
寺も凄いけど、他も凄い。普通は凄くないとこも、凄い。比叡山って『古都京都の文化財』の一つとして世界遺産に登録されてるらしいけど、京都市街の寺社とは格、っていうか本質的に種類が違うと思ったんですよ。
それこそ旅を終えて帰宅して寝て起きてスマホの写真フォルダ見たら「コイツ他人に紹介しづらい芯を外した風景の写真しか撮ってねぇ…」って膝を付くほどにね。
【比叡山延暦寺はただの道が凄い!
ベスト5!!】
第5位 東塔入口
ケーブルカーの駅からメッチャ歩いてようやく入場ゲート的なところに着いたと思いきやその先も直線が彼方まで続いてるじゃん…って思った時の道の写真です。
第4位 比叡山坂本から比叡山麓に向かう道
これ、滅多にないと思うんですよね。緩い上り坂の直線道路がどわーーーって延々と続き、道の両脇にずーーーーっと灯篭が等間隔で配置されてて。
一部の世代にしか刺さらない例えをしますが、ポケモンリーグ…!チャンピオンロード…!って感じです。あったよね。長い直線と両脇に等間隔に配置されたオブジェ。
第3位 西塔 釈迦堂に至る道
下りということで階段が凄い!部門でのランクインは逃しましたが、道部門で紹介します。
だいたい比叡山って道中緑なんですよ。しかも熟成された緑。ここは緩やかに階段を下っていくと、ある瞬間にブワァッと釈迦堂の全景が広がる…!その瞬間が堪らなかったですね。木々のヴェールが剥がれる瞬間の視覚的インパクト。この写真の位置だとまだチラ見せですが。
で、かっこいい釈迦堂の写真は持ち合わせがないので各自現地に行くかなんかして下さい。
第2位 横川 虚子塔に至る道
雰囲気と空気に凄みがあった。何の変哲もない"途中"の風景に見えると思うんですけど、じゃあ何でこうやって写真を撮ってこうやってネット上で紹介しようと私は思ったんでしょうか。
実際にこの場所に立ってみてほしい。心の深いところがサーーーーーーッって浚われる感じなので。すみません言語化に失敗しました。
第1位 横川 横川中堂から鐘楼へ至る道
うん。道です。
歩いたら分かる。
お堂で賽銭投げてお祈りしてる時よりも、こういうとこを歩いてる何気ない"途中"の時間の方が、「得てるな…」って実感がありました。こういうのが霊験なんだと思います。ちなみに、適当なことを言っています。
【比叡山延暦寺はただの森が凄い!
ベスト5!!】
第5位 ケーブルカーからの森
比叡山に着く前から「森だなぁ~」って感じました。
ちなみに、坂本と比叡山を結ぶケーブルカーは移動手段というよりディズニーのアトラクションです。カリブの海賊みたいな…。(ディズニーランド15年くらい行ってない)
白くもやもやしてるのは撮影失敗でもなく、ガラスに車内が反射したのでもなく、霧です。
第4位 ケーブル比叡山駅~東塔間の森
山だし、森です。ついでに、霧です。ていうか、地上から見たら雲だったのかも。
木々が、高い。背が。
第3位 峰道からの遠景
霧と雲と霞で分かりづらいんですけど琵琶湖を一望してます。多分雄琴も見えますね。どこかは分からんけど。
下界から遠ざかっていることを実感し、このまま骨を埋めたくなりました。
第2位 西塔の森
ちょっとした広場があるなぁと思ったら、中心に3本の木が伸びてた。
フォーク?
違いますね。
結局、特に何の説明書きもなかったんですけど、何だったんだ。ゲームにこういう場所があったら、間違いなく何らかのイベントが用意されてると思うんですけど。
第1位 横川 虚子塔
この木が…虚子塔…?
この道、この石畳、行き着いた先に1本で伸びる姿。主役に見えるけどな。この木が。
マップに『虚子塔』って書いてあったので、てっきり建築物としての塔があるかと思ったんですけど、そういう意味での塔は見つからなかった。
足元も完全に自然が襲い掛かってくるやつだし。
木。まあ、木なんだけど。
これ、本当にたまたまこの位置に生えていただけの大木さんを"塔"と誤認して感動して1位に祭り上げてる可能性があります。
まあいいか。かっこよかったから。
【終わりです】
え、本当に階段と道と森で終わらせるんですか。絶対色々あったでしょ。もっとちゃんと凄いやつも。
こういうのとか。
こういうのとか。
え、いや、だから、こういうのは今回別にいいんだって。
【本当に終わりです】
あ、一つだけ紹介したい写真を忘れてました。
リス、かわいい~
さようなら。