行ってきました。
水曜日~日曜日の2日ずれ週5日勤務のため、普段から世間一般の催しにはほとんど縁がない私。
「大学の学祭で演奏するから来て欲しい」と誘われても、いつも通り「日曜ね…日曜は仕事だから…日曜は無理なんだよね。。。」と普段通りの返事をするしか無かったのであった。
が、未練がましくイベントの告知やら学祭のタイムテーブルを眺めていたところ、気付いてしまったのだった。
開演15:30 終了16:30
行ける。
行けるのだ。日曜日は昼までは強烈に忙しいものの、昼過ぎ(13:00頃)から競馬の全レース終了後(16:30頃)までは、正直なところ暇。特別な仕事が無ければ、適当に夕方以降の仕事の準備をしつつ、ボーっと競馬を眺めてればいい時間帯なのだ。
そして、会社から学祭の会場である新百合ヶ丘駅までは電車で30分ほど。つまり、この時間帯であれば、外出していても仕事に穴を空けたり他人に迷惑を掛けたりせずに済む。会社の許可さえ取れば、行けるかもしれないのだ。
ということで、10月29日(日)の夜、部長に相談してみた。
「あの…来週の日曜、2時から5時くらいまで外出させて頂きたいんですけど…」
「週末にバイトで来てる〇〇さん、いるじゃないですか。その日に大学の学園祭でピアノ弾くんですって。それで、前から来て欲しいって言われてて…」
「いや、日曜だし無理だと思ってたんですけど、時間が3時半から4時半くらいらしくて、それならパッと行って帰ってくれば仕事の方も大丈夫かと…」
「ちゃんとしたホールでやるイベントみたいで、話聞いてても頑張ってる感じが伝わってくるし、アレです、会社としてもだれか顔を出してあげたい的な…」
「え?好き?何言ってんですか?そういうのは関係ないじゃないですか!(よっしゃ!多分勝手に"若い男女の仲を応援したい上司の親心"を引き出したっぽい!これは押し切れる!)」
「とにかく、どこにも迷惑はかからないし、せっかく誘われてるし、週末手伝ってくれてる〇〇さんの気持ちに応えたいんです!行かせてください!(決まった!空気的に決まった気がする気配の予感!)」
………そんなこんなで、通った。
ちなみに、この相談、「ちょっと話がありまして…」と部長を呼び出してわざわざ二人で会議室まで行って話してたので、中身を知らない他の社員は「何、退職届?」とか思ったかも。
で、元々、こういったことには寛容な部長なのでイケる手応えはあったが、今回は特に勝算があった。
天皇賞・秋である。詳細は伏せるが、秋天で私が大活躍して、部署の売り上げもここから月末に向けて爆アゲすることが濃厚で、瞬間風速的に私に対する評価も爆アゲ状態だったのだ。
逆に、もし秋天の結果がアレだったら、「テメェ!こんな時に何ふざけたこと言ってんだ!殺すぞ!!」って言われそうだったので、このお願いは闇に葬るつもりだった。ありがとうサトノクラウン、ありがとうレインボーライン。あなたたちのお陰で私は翌週の日曜日に楽しいイベントに向かうことが出来ました。馬券は1円も買ってないけど。
ということで!勤務時間のど真ん中に!会社を抜け出して!行ってきました!やったー!
別に具体名を伏せる必要はなかった。今回乗り込んだのは昭和音楽大学です。昭和音大祭。
こういう事情なのでブラブラする時間はほとんどありませんでしたが、ちょいレポです。
庭。子供、というか家族連れが多い…?
普段は学食っぽいところで学生がなんか売ってる…。
???
…ナマステ。
??????
学祭と言えば模擬店なのに…見当たらない…なぜ…
と探してたら反対側の門の前にあった。でも、ここだけだった。
(見つからなかった)
えー、この辺りで感想をお伝えします。
私の通っていた大学(早稲田大学ってとこです)の学園祭よりも、私の通っていた中高の文化祭に近いなぁって思いました。いい意味で。
資本の投下されてない感とか、手作り感とか。あと、客層がね、子供とかおじいちゃんおばあちゃんとかが凄く多いんですよ。多分、地域住民のための休日のイベントとして愛されてる感じ。
逆に、早稲田みたいなマンモスな学祭ってウェーイ!が作った箱にウェーイ!が集まってきてウェーイ!ってやっててウェーイ!感がウェーイ!してません?別にいいんですけど。
あと、これは音大の学祭なので、別に凄い規模の模擬店群があったり、AV女優や政治家が呼ばれて講演したり、プロの仕業かよ!?みたいな超大規模な脱出ゲームがあることは求められてない。
見どころはコレでしょ。こういうのを堪能するのが音大の学祭でしょ。
多分、早稲田の学祭の楽しさは明治でも慶応でも体感出来るし。
ここ、食堂なんですけど、唐突にステージがあったり、
帰ろうとして1階に降りたら、かっこいいお兄ちゃん達がカホン(多分)とオルガン(多分)でイカすメロディを紡いでたりね。いいなぁ。こういうとこで1日中フラフラしてたかった。
ということで、
今回はコレを聞きに来ました。昼食後はウォッカ。です。
競馬民的には、「ウォッカの"ォ"が小文字か~!惜しい!」となるとこですが、まあそこは置いといて、カプースチンっていうロシアの現代音楽の作曲家の演奏会なんですって。しかも、全部カプースチンなんですって。なんか、全部カプースチンっていうのは凄いんですって。レア度が。
実は、カプースチンって名前と数曲くらいの作品は元々知ってたんですよね。多分、誘われたのがモーツァルトとかショパンとかだったら「あっ、ふーん」で終わってたし、逆に全く知らないサイコな現代音楽家でも「え…何それ…知らんし…」で終わってたと思います。カプースチンは私の興味を惹く絶妙なラインだった。あとはラヴェルかラフマニノフかサティでも行ってたかもね。
開門待ちです。これは5分前くらいですが、直前になったらかなり混みあってました。
余談ですが、職務放棄した競馬も一応は気になったのでここで晩秋SをJRA-VANで見てたんですが、「メイプルブラザアァァァァァァァーーーーーーーー!!!ゴール板どこだ!ゴール板逃げろ!!ゴール板府中本町まで移動しろ!!!キタァーーーーー!!!!差した瞬間ゴールじゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!楓さーーーーーーーーん!!!楓さんで的中しt!?え?うそ?2着のマイネルってシュタルケ???ゴヘーーーーーーーーーーーーーーーッ!?!?!?」ってなってました。
で、ゴヘーって気分の中、入場。
ホール内では撮影禁止かどうかは知らないけどとりあえず自重したので写真はありませんが、
曲目はこんな感じでした。最後の2曲がかっこよかった(こなみかん)。あと、最初の曲は知ってた(こなみかん)。
本日はご来場ありがとうございました! 至らぬ点多々ありましたが、無事に終演いたしました。またの機会にお会いできれば嬉しいでスチン! pic.twitter.com/zYguGCrWZr
— 昼食後はウォッカ。 (@kapustin_1105) 2017年11月5日
この写真に観客として見事に映り込んだので、肖像権の訴えを起こしたいと思います。
ということで、文化人アピールの日記でした。さようなら。
余談
一応、知り合いの晴れ舞台じゃけえ、花くらい持ってかんとあかんじゃろ、と思いましてね。花束、買ったんですよ。
でも、人生で花束を渡す機会なんてそう無いっていうか、初めてだったし、超ビビりながら花屋に寄ったんですよ。
凄いですね。「〇〇円で花束作って」ってお願いしたら、それだけでビシっと作ってくれるんですね。あ、でも用途と「かわいいと優雅とかっこいいだったらどの方向性が良いですか?」とは聞かれたけど。
結論、しぶりんは神。お客さんの注文を受けて花を選んで花束にまとめてるしぶりんの姿、多分最強なんだろうなって思いました。