我々は現代日本に残る奇跡の芸術、ストリップを目撃するべく川崎へと飛んだ…!
ちゃうな
こんにちわ~!あでぃすでぇ~す!今回は友人K君の持ち込み企画!ということで、ストリップ劇場に行ってきました!
うーん、ちがうわ
にへへ…なんか女の人の裸が見たくて仕方なくなっちゃって…ストリップ観にいったんですけど…
これはちがうっていうかウソだな
…あ、こんばんは。ちょうどいい書き出しが思い付かず悩んでいるところをお見せしてしまいました。あでぃすです。
時はダービーの翌日、5月27日(月)なんですけど、毎度お馴染み社会科見学の一環ということで、川崎にあるストリップ劇場『川崎ロック座』に行ってきました。なんでかっていうと、先日飲んでいた時に友人のK君に「ストリップとか行ってみたくないですか?」と提案されましてね。それに対して2秒で「いいじゃん!」と回答した次第でございます。これ、絶対私にこういう提案をすれば乗ってくると見越してたよね。
次なる社会科見学の選択肢としてストリップ劇場、不倫、児童ポルノ、出会いカフェなどといった項目が示されたんですが、最初以外はネタじゃ済まない問題が発生しそうなのでストリップ劇場がいいかなって思いました
— あでぃす (@AddisKurofune) May 5, 2019
まったく
※ストリップとは?
説明できるほど詳しくないので各自で調べてください。ていうかみんな大体どういうものかは知ってるでしょ。ストリップもアレだよね。「概念としてはみんな知ってるけど実際にはほとんど経験されていない日本の文化」ランキング上位だよね。バンジージャンプと同じくらいのポジションだと思うわ。
はい。ということで我々は川崎ロック座にやってきたのだ。K君は川崎住みだからやってきたってほどじゃないけど。事前に調べたところ、川崎ロック座は12:00~14:35、14:45~17:20、17:30~20:05、20:10~23:00の一日4公演。この日はダービー、POGドラフトの流れで朝まで麻雀をしてしまったので、"集中して堪能するには"寝る時間が必要ということで17:30からの回を観ることに。17:00に川崎で落ち合い、川崎ロック座のそびえる地、南町へ。
南町?
川崎ロック座の場所です。
拡大しました。
同じ通りになんか知ってるような気がする店があるんですけど、今回は触れません。
ということで、今回はストリップ劇場に行ってきた話を、入店からレポします!
※レポになりませんでした。
入場料は5,000円。ただし、HPに500円の割引券がある(無条件で使用可)ので実質4,500円ですね。
いや、最初から4,500円で印刷されてるんですけど。むしろ定価の5,000円払う人間の方がおかしいのかな?
メンバーズカードも貰いました。次回からはコレを見せればやはり4,500円で入れるそうです。じゃあもう5,000円払う可能性って"情弱の一見さん"オンリーじゃないか。
外見はでっかい掘っ立て小屋の廃墟みたいな感じなんですけど、正面の看板だけはちゃんとしてるし、何より凄まじく爆音で音漏れしてるので、何かの催しが行なわれてるし廃墟ではないんだなってことは分かります。
ちゃんとしてる看板(帰りに撮った)
入り口にいるおじさんに声を掛けて、受付で入場料を払って中へ。いつもこういうの一人だから入店の時からメチャクチャ緊張するんですけど、今回は二人だから精神的に楽。
ちょっと早く着いてしまったので中ではまだ2回目の公演が続いてたんですが、川崎ロック座は入退場自由。ていうか1回入場料を払えば朝イチから最後まで居座っていてもいいというシステム。なるほど。ということで、ちっちゃいロビー的な空間はあるもののそこも時間を潰せるような感じではなく、もうストリップを観る以外に選択肢がないので、早速中へ。最後の人の最後の踊りをちょっとみたけど、まあそこは省略で。場内は、古いです。汚くはないけど。コンクリートとか配線とか結構むき出しで、ある意味かっこいいアングラフィールドとは思える。
【ということで感想を述べたいと思うのですが】
まず、写真はないです。撮影禁止は当然として、場内では「スマホを取り出すことすら厳禁」とのことでした。
あと、ザ・初心者なので、解説的なことは出来ません。OKですね?ハウツーな記事には多分ならないよ。そういうのはもっと本気のファンや有識者さんたちがネットのどこかに公開してくれてるはずなので!
…月曜の夕方ということで、お客さんは全部で20人いない程度。ていうか自分たち以外全員常連の方っぽい感じ。当たり前か。知らない人間がフラっと立ち寄るところじゃないだろうし。
なので席は比較的どこでも座れる感じ。一番良い(と思われる)エリアは常連の人たちが確保していたけど、二人でそれよりちょっと前目のステージに沿った席に座る。
この日の出演者は6人。出演者?キャスト?ダンサー?ストリップ嬢?えーと、この後はじゃあダンサーで統一します。分かってる人はなんて呼んでるんだろう。
どうしようかな。まずは全体的な概念の話をしてから個別の感想にします。
第一に、全然下品じゃないです。もちろん脱いでいくし色々見えるというか見せ付けるんですけど、なんていうのかな、観客の性欲をことさらに煽るような感じではないんです。芸術寄り。身体美。アート。
いや、もちろん観る側はしっかりとそれを受け取って興奮すべきなんですよ。私も本当に「なんか全然エッチじゃないじゃん」と思いながら観てたんですが、途中でトイレに行って、こう、取り出したら「うおっと!」ってなりました。何が「うおっと!」なのかは推察に任せますが、本能はしっかり刺激されてた。ズボンまで染みてないか確認しちゃったくらい。ティッシュでも挟んどいた方がよかったのかな。
あと、別に脱がないなら脱がないで良いのでは?と思う程度にはそもそものダンスが上手くて楽しい。今回観た限りでは、ストリップって"脱がないダンスパート"と"脱いで見せるダンスパート"と"エンディングご挨拶ダンスパート"に分かれてるみたいなんですけど、最初だけでも普通にお金は取れるくらいに。
流れとしては、まず普通にエッチではない衣装を着てステージで踊ってくれます。自己紹介みたいなもんなんですかね。で、何曲かあったり何回かステージ裏で着替えたりしつつ、続いて"脱げる衣装"もしくは"見えちゃう衣装"で踊ってくれます。こっちが皆さん想像してるようなやつです。秘部が露わになるポーズをビシっと決めたりするやつですね。これがメイン。多分。で、終わりかな、と思ったら、最後にもう一段落ありました。なんか法被とかTシャツとか緩い格好で出てきて、ダンスっていうか挨拶回りみたいなことをしてくれます。この時にいわゆるおひねりを渡す人は渡してました。
そして、各ダンサーさんごとに、終わった後に写真タイムがあるんですけど、それはもうある意味ファンとダンサーさんとの濃厚な時間なので、これは実際にその風景を見てきてもらいたいですね。お客さんイジりになると失礼なので特にここでは書きません。
さて、では時系列で追っていきましょうか。
今回は
三村妃さん
須王愛さん
清水愛さん
鶴見つばささん
鈴香音色さん
矢沢ようこさん
の6人(出演順)でした。
まず、最初に出てきたのは三村妃さん。例えるならデレマス。は?いやあの、今回は自分の感情を残しておくためにメモみたいなもんなので、こういうことばっか書きます。デレマス、アイドルマスターシンデレラガールズって普通の女の子がアイドルとしてやっていくコンセプトじゃないですか。つまり、一番素人っぽかったというか…体型も後のダンサーさんと比べたらだらしなかったというか。かわいい系で三村でぽっちゃりとなると、やはりデレマス。なんかやっぱり公演順って後ろのダンサーほど実績や経験や人気がある人のようなので、トップで登場したということはやっぱりそういうことなのかな。でもこれは全員観た後での改めての感想なので、その瞬間は「うわぁぁぁぁぁ!」って感じでしたよ。それと、最後にぐるっと回る時間にハイタッチしてくれたのが嬉しかったです。
2人目。須王愛さん。宝塚系のキリっとした方。シャニマスです。いや、これは違うんです。シャニマスっていうか、桑山千雪。なんか最初の衣装が男装のやつだってんですけど、それが【よそゆき顔のセレナーデ】桑山千雪の衣装を彷彿とさせて、その後脱ぐパートで着てた衣装が【シークレット・ヒロイン】桑山千雪に似てたということなんです。おわり。三村妃さんと違って、ダンスが最初から最後までストーリー仕立てでした。私は馬鹿なので「なんかストーリーがあるなぁ~」って思っただけでしたが、K君によると『死と再生の物語』だったそうです。かっけえ。
この二人の演目が終わったところで一旦休憩、というか二人がステージに出てきてファンとの交流タイム。1枚千円で写真を撮れたりお話が出来たりします。ステージで踊ってる時は完全に無言ですが、この時間はめっちゃ普通にしゃべります。先に言っときますが、今回私たちは何もしてません。ずっと常連の方々の手馴れた交流タイムを眺めてました。純粋に、すげーなって。もしかすると、神宮球場で売り子ちゃんと交流してる私も周りから同じような感じで見られてるのかもしれません。あ、話が逸れた。写真はロック座が用意してるゴツいポラロイドカメラ(初めて見た)なんですけど、ダンサーだけを写してもいいし、ツーショットでもいいし、ポーズも自由に頼めるみたいです。それこそ全裸になってもらって完全に流通不可なポーズを決めて撮ってる人もいました。すごいね。私たちは最後までただただ眺めてるだけでした。ちなみに、ここで撮った写真なんかもネット上に上げるのは完全禁止です。
3人目。清水愛さん。終了後の感想会でK君が一番良かったと褒めてました。そうですね、例えるなら戦国無双ですかね。ていうか、無双シリーズのOPムービーのきらびやかな踊り。一番最初の衣装がすごかったんですよ。真っ白な着物に超巨大な真っ白な扇子を両手持ちで、すごく艶やかに舞踊するんですよ。つまりどういうことかというと、そのまま戦国無双の戦場に出て1000人斬り達成しそうな舞踊でした。ていうかここまで全員どの衣装もなかなか現実世界ではお目に掛かれないというか、こういうのどこで見たことある?と言われると、ゲームとかアニメ、二次元の世界観なんですよね。だって、デレマスの特訓後衣装すら、現実世界のアイドルって着ないでしょ?ゲームとかアニメでは普通だけど、現実世界ではまず有り得ないな…っていう衣装で踊ってるのがすごい。すごく横道に逸れましたが、最初の二人と比べて全体的にキレが違ったし、肌もツヤツヤしてた。3人目からは『美』のランクが一段上。
続いて4人目。鶴見つばささん。私の初ストリップMVPです。例えるならファイナルファンタジー。ごめんなさいこれは意味が分からないんですが何となくイメージして下さい。まず、スタイルが抜群で、背が高くてそれでいて手足が綺麗でスラっとしてて、完璧なモデル体型。それでいてダンスも全体的に活気があって動きが多いもんだから、舞台の上ですっごい映える。あと、プロだなぁ~って思ったというか、思わず惹かれてしまったポイントなんですけど、他のダンサーさんと比べてもすっごい多く目が合うし、目が合うと微笑んでくれたりするんですよ。すごかぁ~。しかも後半のまあ際どいポーズをビシっと決めてる時にやっぱり視線が合って、そこでもちょっと首を動かしてニコってしてくれたりしたんですよ!僕の…ボクの方に!すごかぁ~~。惚れる~。最後の回る時にはガッチリ握手もしてくれたし。まあステージ際の席にいた全員としてたけど。ダンサーさんによってはおひねり渡してくれる人のところにしか行かなかったりするのにサービスがすごい。ちなみに、K君も「一番立ち振る舞いがアイドルっぽかったですよね」って評してました。あ、キモい文章を書く必要なかった。そういうことです。ワンフレーズでまとまりました。あと、これは至って個人的な感想なんですが、他のダンサーさんと違って最初からダンスが激しかったもんだから、そりゃエネルギーも燃焼してますよね。後半は薄布を纏うだけみたいな衣装で出てきて、全身の肌が見える感じだったんですが、もう全身汗ダラダラ。特に背中は水滴が滴るくらいビショビショだったんですけど、それが最高に煌いていて最高に美しくて最高でした。
そしてまた写真タイム(鶴見つばささんはこの時間もサービス力が群を抜いて良かったしお客さんもメチャクチャ並んでた)を挟んで5人目。鈴香音色さん。えー、そうですね。デレマス、シャニマス、戦国無双、ファイナルファンタジーと例えてきましたが、鈴香音色さんは…「おっぱい」ですかね。???あと、上の方で「下品じゃないよ!」って書いたけど、鈴香音色さんだけは下品、というか皆様が想像していたようなストリップに近かったです。もしかすると名前を知っている人もいるかもしれないですが、元AV女優でJカップという方です。おひねりの千円札をおっぱいで挟んでキャッチしてました。ここまでの5人、こうして見返してみると全員体型もキャラクターもプログラムの趣向も違うんですよね。ちゃんとタイプが被らないようにダンサーさんのシフトを組んでるんでしょうか。
最後は矢沢ようこさん。明らかに年齢が高目でいらっしゃって、いわゆる熟女、大御所、といった、なるほどトリを務めるのも納得…という感じ。後で川崎ロック座のHP見たらストリップデビューが1997年って書いてありました。私はまだクソガキなのでどうしても「若くて可愛い女の子の方が良いんだけど…」と思ってしまうのが正直なところなんですが、実際ダンスの内容は流石って感じでしたし、体も女性的じゃないというか、締まり過ぎてるくらい締まってて、格ゲーだったら春麗のムチムチボディなんて瞬殺だろうなって感じでした。そして、終了後の写真タイムでも一番順番待ちの行列が長かったので、やっぱり常連の方々にとって本当に人気なのはこういう人なんだなって。
…ということなんですけど。
これ、需要ありますか?
はい。終わったらそそくさと撤収です。ちなみに、この日にいたお客さんはほぼ全員我々が来たときにはいたんですけど、ほぼ全員我々が帰ろうとなっても帰る気配はありませんでした。そういうことなの?朝イチからラストまで見続けるのが基本のムーブなんですか?
着いた時はまだ明るかったので点灯してないのかと思ったら、出たときもこうでした。使ってよ。
玄関口ででっかいリクガメが飼われてました。その全貌を見たい方は現地へ!
冷静に考えるまでもなくストリップ劇場の軒先ででっかいリクガメが飼われてる状況、腑には落ちない。
4回目の公演から入場すると割引になります。左には今回公演のポスターが貼ってあったんですが、ダンサーさんの顔が写っているものはアップ禁止なので隠してます。
ということで、その後は同じ通りにある
でステーキを食べつつK君と感想を語り合って帰り…正確には帰る前にもうワンステップあったけど…帰りました。
普通に5桁のステーキとかメニューにある店でビビった。これはもう少し安い。
さて。これも、1回。全人類に1回でいいので体験してもらいたい類のアクティビティですね。これはソープとかキャバクラとか、そういうやましさ卑しさは、ないので!どちらかと言うと寄席とか歌舞伎とか演芸場とかそういうもんだと思ってもら…うのは若干言い過ぎだけど…実際そんなに悪いとこではないんで。それはホントです。
まあ、入り浸るようになったり特定のダンサーの追っかけになったりしたら、ちょっと話が変わってくるかも…という気持ちはありますけど。
では、私は次に鶴見つばささんが首都圏で出演してくれる時に行きたいと思います。さようなら。
一人で行くには勇気が要るので、「じゃあ分かったそれなら1回行ってみるか」って思った方は、是非ともマジでお声掛け下さい。よろしくね。
川崎693 5/27